被災収蔵品処置の記録 ―収蔵品を追う― ~写真分野編~<1909年5月6日午後6時、紡績工場で働く少女たち、バーモント州バーリントン>
作品解説 ルイス・W.ハイン(1874-1940) 《1909年5月6日午後6時、紡績工場で働く少女たち、バーモント州バーリントン》 1909年、ゼラチン・シルバー・プリント、12.7×17.8cm …
当館の被災収蔵品レスキュー活動は様々な団体から多くの方々の協力や専門的な技術提供を受けて進めてまいりました。
「関係者コメントの記録」では、レスキュー作業に関わった方々と職員のコメントを紹介し、被災してからの当館の活動やどのような人々がレスキュー活動に関わってきたのかをお伝えしていきます。また、「被災収蔵品処置の記録 ―収蔵品を追う―」では、当館の収蔵品を紹介すると同時に、収蔵品に施した処置をお見せしながら、作品・資料の保存や修復についてご説明いたします。
作品解説 ルイス・W.ハイン(1874-1940) 《1909年5月6日午後6時、紡績工場で働く少女たち、バーモント州バーリントン》 1909年、ゼラチン・シルバー・プリント、12.7×17.8cm …
川崎市市民ミュージアムの収蔵品の被災状況を知ったのは、国立台湾美術館で開催されていた写真保存に関するシンポジウム参加中のことでした。帰国後、既にレスキュー現場に入っている写真保存に関わる方々からの連絡を受…
最初にレスキュー依頼の連絡を頂いたのは2019年10月19日、幕末にハーベイ・ロバート・マークスがサンフランシスコで撮影した日本人漂流民のダゲレオタイプ1 の救出についてでした。 被災後の川崎市市民ミ…
映画分野では、大きく分けて映画フィルム、そしてノンフィルムと呼ばれる紙資料を収集してきました。映画分野のレスキュー活動の中で最初に取り組んだのが「神奈川ニュース 川崎市政ニュース映画」ネガフィルムの応急処置…
市民ミュージアムの被災は、一川崎市民としても痛恨事でした。同館での臨時職員の経験から、施設状況を知る分被害のほどが心配され、レスキューに応募しました。助言・技術指導が可能な資料保存の専門ではないため、一作…
市民ミュージアムの地下階は、屋内だけでも5,400㎡以上の面積を有し、収蔵庫の他に空調設備の心臓部とも言える機械室、非常用発電機室と並んで受変電設備のある電気室や受水槽など、ライフラインに直結する設備も被…