ごあいさつ
令和3年度より、ウェブサイト上に「the 3rd Area of “C”―3つめのミュージアム―」をオープンしました。
“C”とは、当館のこと。建物を上から見るとアルファベットの「C」の形をしていることにちなんでいます。「the 3rd Area(3番目の場所)」には、館内の事業、外部の会場で行うアウトリーチ活動に続く、3つめの活動の場(エリア)にしていきたいという思いをこめました。
令和元年東日本台風により被災し、建物を使用できない状況が続いていますが、収蔵品や川崎市ゆかりの作家の作品などをご覧いただくことは当館の使命のひとつであると考えています。このページを通して、多くの方が文化芸術に親しむ機会を作ることができましたら幸いです。
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2023年度 ラインナップ
大島康幸展
大島康幸(川崎市在住)は、動物の表皮を木彫で表現した「FAKE FUR」シリーズに代表される彫刻家です。モチーフとなった動物の頭部や手足は非常にリアルに彫り上げられていますが、胴体にあるはずの骨や肉の表現はありません。くたりとした表皮の襞やたるみが、そこにあるはずのかたちを観る者に喚起させます。
本展では「FAKE FUR」シリーズをはじめ、「時間の衣」、「始まり」の各シリーズを発表順に紹介いたします。また「FAKE FUR」作品を、休館中の川崎市市民ミュージアムの展示室に実際に展示した様子もご紹介いたします。開館から30余年の展示の痕跡が残る空間で、それら作品は何を問いかけてくるのでしょうか。
折元立身展(仮)
詳細が決まり次第、本ページでお知らせします。