2016年01月09日

フォローアップ研修に初めて参加して

平成27年12月12日(土)、フォローアップ研修が行われ、6月新規に登録したメンバーとして、初めて参加しました。
次の次第で研修が行われました。
第1部フォローアップ研修(於:第3研修室)
(1)平成27年度新規登録者対象研修 11時~12時
(2)全ボランティア対象研修 13時~15時
第2部ボランティア交流会 15時15分~16時30分
(研修終了後に懇親会兼忘年会の開催)

 

第1部の(1)平成27年度新規登録者対象研修では、鈴木職員からミュージアムの概要や役割、市民ミュージアムで行われる事業における各ボランティアグループの関わりなどの話がありました。

 

平成27年度新規登録者対象研修

 

具体的には、設置されてからの歴史、組織、運営の概要や、博物館部門・美術館部門の扱う分野、収集、保管、展示、調査、研究、教育普及についての話や、ボランティアが主に担っている「教育普及」を中心とした各ボランティアの話でした。
この話の中で、登録しているボランティアグループ以外のグループ活動について知ることができ、来期に向けて、登録の参考にしたいと思いました。
最後に、これからのミュージアムのボランティアの役割について、「誰にとってもアクセスしやすいミュージアムの役割を伝え、使い方、楽しみ方を提案する。」といった言葉で第1部(1)の研修は締めくくられました。

 

第1部の(2)全ボランティア対象研修では、収蔵庫の概要説明と見学が13時から14時に、講演が14時から15時に行われました。
収蔵庫の概要説明と見学の案内が、深川学芸員より行われました。
収蔵庫は9つの部屋から構成され、川崎の考古・歴史・民俗資料や、グラフィック・写真・漫画・映像、川崎ゆかりの作家の作品などの美術作品が数多く収蔵されているとのこと。
今回は漫画を収蔵している第6収蔵庫の見学となり、入る前に留意事項の説明がありました。
厚い扉を開けると、入ったところに緑色の粘着式マットが敷かれ、スリッパの裏に付いたゴミ等を取り除きました。前室に入ると、各分野の収蔵庫に分かれていました。
第6収蔵庫は、大きな棚に漫画、雑誌が収納されていました。川崎市市民ミュージアムは、日本で最も早く漫画部門を持ったミュージアムで、戦前、戦後のものが分けて保管されていました。状態を保つために温度、湿度を厳重な管理のもと保管していることがよくわかりました。

 

講演では、「企画展『古鏡-その神秘の力-』を終えて」というタイトルで新井学芸員から話がありました。
平成27年10月10日から11月23日まで開催されていた展覧会(http://www.kawasaki-museum.jp/exhibition/kokyo/)を例に、展示の解説と展覧会の製作過程についての話でした。

 

講演「企画展『古鏡-その神秘の力-』を終えて」

 

無文字社会のモノ(資料)をもとに方法論的アプローチで解釈していくことの難しさがわかりました。また、展示品を揃え、貸借する際の実務的な説明には、興味深く聞くことができました。

 

第2部ボランティア交流会では、椅子を円陣にして、今期(4月~11月)のボランティア活動を振り返りました。
10月に行われたボランティアデーアンケート結果とフォローアップ研修の事前アンケート集計結果の概要報告、ボランティアデーの反省やボランティアスタッフブログ、広報紙「パルス」についての感想、提案等、メンバー相互の貴重な意見交換を通じて今後の活動の充実に向けての場となりました。

 

第2部ボランティア交流会

 

また、担当課長より平成29年度からの導入が検討されている指定管理者制度についての説明がありました。今後のボランティアの位置付けが、変わる可能性があるので、今後も注目していきたいと思いました。

 

研修終了後、懇親会兼忘年会が、武蔵中原駅近くの店で行われました。活動のことやその他の話で盛り上がり、普段、交流の少ない他のグループメンバーと交歓することができました。一年間の活動の反省と来年の活動展望を以ってお開きとなりました。

 

この半年間、最初は活動に戸惑いながらも、職員の方やボランティア先輩方のサポートなどにより、楽しみながら積極的に行うことができました。ありがとうございました。

 

今回の研修も6月の新規ボランティア研修と同様、大変有意義な研修でした。ここで得た知識、経験を生かして、来期も活動していきたいと思います。

 

また、このボランティアブログを読まれた方と一緒にボランティアができることを楽しみにしています。ボランティアの門をたたいてみませんか?

 

(イベントサポートグループ、企画・運営グループ 横山)

 

*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。

http://ameblo.jp/kawasakimuseum2010/