ご利用案内

  • 定員:270名(満員の際は入場をお断りすることがあります)
  • 各回入れ替え制。
  • 開場は上映開始時刻の15分前です(混雑状況により開場時刻が早まることがあります)。
  • 記載の上映分数は当日のものと異なることがあります。
  • 作品により、プリント状態のよくないものがあります。あらかじめご了承ください。
  • 館内での写真撮影・録音・飲食・喫煙はできません。

【チケット販売時間のご案内】
◎朝の販売時間は 10:30~(12:30まで)※午前・午後の2回分とも販売します。
◎昼の販売時間は 13:30~(15:30まで)※午後1回分を販売します。


展覧会関連上映 タベルこと、イキルこと

「タベルことにまつわること」展、「昔のくらし今のくらし2014」展 関連上映 タベルこと、イキルこと

川崎市市民ミュージアムでは、食をテーマに新しい切り口から作品を見ていただく「タベルことにまつわること」展を開催中です。また「昔のくらし今のくらし2014」展では、食をテーマにした特集展示を併設しています。

映像ホールでは上記2つの展示の連動企画として、「タベルこと、イキルこと」と題し、食べることを多角的に見つめる特集上映を行います。食べることは、生きるために欠かせない普遍的な行為であり、人間の本能的な欲望です。しかし同時に食をめぐる表現は、時代や社会状況の変化によって、また地域ごとに異なった歴史や文化を背景に持つ中で、様々なドラマを生み出し、人間が生きることそのものを浮かび上がらせてきました。本特集では、時代や地域、フィクション・ドキュメンタリーの境界を飛び越え、食にまつわる様々な作品を上映します。展示と併せてお楽しみください。

(協力:東京国立近代美術館フィルムセンター) 

 

2014年03月01日11:30- (119分)

桃(タオ)さんの幸せ 桃姐

桃さんのしあわせ1(C)Bona Entertainment Co. Ltd.

中国=香港/2011年/カラー/ヴィスタヴィジョン・サイズ/Blu-ray/119分 製作:チャン・プイワー●製作+原作:ロジャー・リー●脚本:スーザン・チャン●製作+監督:アン・ホイ●撮影:ユー・リクウァイ●美術:アルバート・プーン●音楽:ロウ・ウィンファイ●編集:コン・チョーリン、マンダ・ワイ●出演:ディニー・イップ、アンディ・ラウ、チン・ハイルー、チョン・プイ、サモ・ハン・キンポー、アンソニー・ウォン
◆映画プロデューサーのロジャー(アンディ・ラウ)は、60年以上一家に仕え、彼の性格から好みまで熟知している桃(タオ)さん(ディニー・イップ)と2人で暮らしている。だがある日桃さんは脳梗塞で倒れ、老人ホームに入ることに。最期の日々を送る桃さんとそれを見守るロジャーとの絆は一層強くなっていく。

2014年03月01日14:00- (72分)

イラン式料理本 Dastour-e Ashpazi

イラン/2010年/カラー/Blu-ray/72分 製作+脚本+監督+編集:モハマド・シルワーニ●撮影:フーマン・ベーマネシュ●録音:ファルシード・ファラジ●編集:エスマイル・モンセフ
◆台所の主役である女性に光を当てたドキュメンタリー。新婚女性からベテラン主婦まで、監督を取り巻く様々な世代の女性たちがキッチンで家庭料理を披露するその姿からは、イランにおける女性の立場や家族観、社会の変遷が浮かび上がってくる。

2014年03月01日15:45- (計65分)

記録映画 昭和の家事①「おはぎをつくる」「おこわをふかす」「お盆を迎える」

※無料上映
昭和のくらし博物館=小泉和子/1990-92年/カラー/Blu-ray/65 分
◆戦後、日本人の生活様式が大きな変化を遂げる中で、失われていく昔の家事を記録に残そうと、昭和のくらし博物館が制作した記録映画。博物館館長である小泉和子が、自身の母である小泉スズを主役にテーマごとに撮影、かつては普通に行われていた昔の家事の豊かさを振り返る。

2014年03月02日11:30- (125分)

南極料理人

「南極料理人」製作委員会/2009年/カラー/ヴィスタヴィジョン・サイズ/35mm/125分
プロデューサー:西ヶ谷寿一●原作:西村淳●脚本+監督:沖田修一●撮影:芦澤明子●美術:安宅紀史●照明:豊見山明長●音楽:阿部義晴●録音:永口靖●編集:佐藤崇●出演:堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、西田尚美、古舘寛治
◆娯楽もなく生命も存在しない南極で、1年間の共同生活を送る南極観測隊にとって、唯一の楽しみは食べることだった。調理担当として食事全般を任されている西村(堺雅人)は、様々な工夫をこらして隊員たちを喜ばせようと奮闘する。劇中の料理は映画やテレビで引く手あまたのフードスタイリスト・飯島奈美が手がけている。

2014年03月02日14:00- (114分)

歩いても歩いても

歩いても歩いても1(C)2008『歩いても歩いても』製作委員会

「歩いても 歩いても」製作委員会/2008年/カラー/ヴィスタヴィジョン・サイズ/35mm/114分 企画:安田匡裕●プロデューサー:加藤悦弘、田口聖●原作+脚本+監督+編集:是枝裕和●撮影:山崎裕●美術:磯見俊裕、三ツ松けいこ●照明:尾下栄治●音楽:ゴンチチ●録音:弦巻裕、大竹修二●出演:阿部寛、夏川結衣、樹木希林、原田芳雄、YOU
◆15年前に亡くなった長男の命日を迎え、夏の終わり、久しぶりに家族が両親の元に集まった1日を描いた作品。陽気な母、プライドの高い父、見栄っ張りな息子、調子のいい娘、そして一家に溶け込もうと気を使う嫁や婿など、家族1人1人がそれぞれの思いを抱えながら食卓を囲む。

2014年03月08日11:30- (97分)

めし

めし(C)1951 東宝株式会社

東宝/1951年/白黒/スタンダード/35mm/97分 製作:藤本真澄●原作:林芙美子●監修:川端康成●脚色:田中澄江、井手俊郎●監督:成瀬巳喜男●撮影:玉井正夫●美術:中古智●照明:西川鶴三●音楽:早坂文雄●出演:上原謙、原節子、島崎雪子、二本柳寛、杉村春子
◆大阪天神で結婚生活を送る初之輔(上原謙)と三千代(原節子)の夫婦は、かつての情熱も冷め、いっこうに上向きにならない生活に疲れを感じていた。そんなとき、初之輔の姪の里子(島崎雪子)が家出をして転がり込んでくる。若く奔放で初之輔と親密な里子に、三千代は苛立ちを募らせていく。

2014年03月08日14:00- (115分)

お茶漬の味

「お茶漬の味」 (C)1952 松竹株式会社

松竹大船/1952年/白黒/スタンダード/35mm/115分 製作:山本武●脚本:野田高梧●脚本+監督:小津安二郎●撮影:厚田雄春●美術:浜田辰雄●照明:高下逸男●音楽:斎藤一郎●録音:妹尾芳三郎●編集:浜村義康●出演:佐分利信、木暮実千代、津島恵子、鶴田浩二、淡島千景、笠智衆
◆倦怠期を迎えた茂吉(佐分利信)と妙子(木暮実千代)の夫婦と、そんな2人を見ながら結婚に疑問を抱く姪の節子(津島恵子)。だが突然茂吉の海外出張が決まり、夫婦はお茶漬を食べながら出発前の束の間をともに過ごす。戦時下の検閲で製作中止に追い込まれたが、戦後に小津監督が設定を変えて新たに完成させた作品。

2014年03月09日11:30- (118分)

ヒカリゴケ

フィルム・クレッセント=ネオ・ライフ/1992年/カラー/ヴィスタヴィジョン・サイズ/35mm/118分 製作:内藤武敏、相澤敏●原作:武田泰淳●脚本:池田太郎●脚本+監督:熊井啓●撮影:栃沢正夫●美術:木村威夫、丸山裕司●照明:岩木保夫●音楽:松村禎三●録音:紅谷愃一、野中英敏●編集:井上治●出演:三國連太郎、奥田瑛二、田中邦衛、杉本哲太、内藤武敏、笠智衆
◆知床半島を訪れた作家(内藤武敏)は、案内役の中学校校長(三國連太郎)から、戦時中に起こったある事件の話を聞かされる。それは転覆した軍属の漁師船の船長(三國、二役)が1人生還した際に、死んだ仲間の肉を食べて生き延びたというものだった。極限に追い込まれた人間の心理について作家は想像し始める。

2014年03月09日14:00- (84分)

キャタピラー

若松プロダクション/2010年/カラー/ヴィスタヴィジョン・サイズ/35mm/84分<
プロデューサー:尾崎宗子●脚本:黒沢久子、出口出●監督:若松孝二●撮影:辻智彦、戸田義久●美術:野沢博実●照明:大久保礼司●音楽:サリー久保田、岡田ユミ●録音:久保田幸雄●編集:掛須秀一●出演:寺島しのぶ、大西信満、吉澤健、粕谷佳五、増田恵美
◆盛大に見送られ戦地へと赴いた夫・久蔵(大西信満)が、顔面が焼けただれ四肢を失った姿で帰ってきた。村中から奇異な目で見られながらも、勲章を授けられ生ける軍神として祀り上げられ、なお旺盛な性欲と食欲を失わない久蔵に、妻・シゲ子(寺島しのぶ)は必死で尽くそうとする。

2014年03月09日15:40-

トークショー(無料) <タベルことをめぐる映画史>

ゲスト:四方田犬彦(映画研究・比較文学者)

2014年03月15日11:30- (112分)

恋の秋 Conte d'automne

フランス/1998年/カラー/スタンダード/35mm/112分
製作:フランソワーズ・エチュガライ●脚本+監督:エリック・ロメール●撮影:ディアーヌ・バラティエ●音楽:クロード・マルティ 、ジェラール・パンサネル、ピエール・ペイラス、アントネッロ・サリス●録音:パスカル・リビエ●編集:メアリー・スティーブン●出演:マリー・リヴィエール、ベアトリス・ロマン、アラン・リボール、ディディエ・サンドル、アレクシア・ポルタル
◆ローヌ渓谷の小さな町。ぶどう園でワイン作りに没頭する未亡人のマガリ(ベアトリス・ロマン)がいつまでも独り身でいるのを心配する親友のイザベル(マリー・リヴィエール)とマガリの息子の恋ガールフレンド・ロジーヌ(アレクシア・ポルタル)は、それぞれマガリの恋の相手を探そうとするのだが…。

2014年03月15日14:00- (88分)

もったいない! Taste The Waste

ドイツ/2010年/カラー/16:9/Blu-ray/88分 プロデューサー:アストリッド・ファンデカーコーヴェ●プロデューサー+監督:バレンティン・トゥルン●撮影:ロラント・ブライトシュー●音楽:プルラモン●編集:ビルギット・ケスター
◆現在、地球上では約10億人が飢餓に苦しむ一方で、先進国のスーパーマーケットでは、賞味期限切れ間近の商品など日々大量の食料が廃棄され続けている。この原因を探るため、生産から流通、小売までの仕組みを追い、食料に関わる専門家に取材した意欲作。

2014年03月15日15:45- (61分)

記録映画 昭和の家事②「漬物をつける」「お正月の支度」

※無料上映
昭和のくらし博物館=小泉和子/1990-92年/カラー/Blu-ray/65 分

2014年03月16日11:15- (126分)

よく知りもしないくせに 잘 알지도 못하면서

韓国/2009年/カラー/ヴィスタヴィジョン・サイズ/Blu-ray/126分 脚本+監督:ホン・サンス●撮影:キム・フンクァン●照明:イ・ウィヘン●音楽:チョン・ヨンジン●編集:ハム・ソンウォン●出演:キム・テウ、コ・ヒョンジョン、ムン・チャンギル、ユ・ジュンサン、ハ・ジョンウ
◆男女が何気なく酒を酌み交わす中で、ドラマを展開させるホン・サンスの魅力が堪能できる作品。映画監督のギョンナム(キム・テウ)は、審査員として招かれた映画祭で酒の失敗を繰り返し、逃げるように済州島へ向かうが、そこで昔の恋人と再会を果たす。

2014年03月16日13:30-

トークショー(無料) <韓国映画と韓国の食文化>

ゲスト:コウケンテツ(料理研究家)

2014年03月16日15:00- (116分)

昼間から呑む 낮술

韓国/2009年/カラー/ヴィスタヴィジョン・サイズ/Blu-ray/116分監督+脚本+撮影+音楽+美術+編集:ノ・ヨンソク●出演:ソン・サムドン、キム・ガンヒ、イ・ラニ、シン・ウンソブ
◆失恋したヒョクチン(ソン・サムドン)を慰めようと、酒の席で友人たちが旅行を計画するが、当日誰も集まらない。凍えるような寒さの中ヒョクチンは仕方なく1人で目的地に向かうが、行く先々で酒と女に心乱され…。超低予算ながら各国の映画祭で高い評価を得たロードムービー。

2014年03月21日11:30- (120分)

英国王給仕人に乾杯! Obsluhoval Jsem Anglickeho Krale

チェコスロバキア/2007年/カラー/ヴィスタヴィジョン・サイズ/35mm/120分 製作:ルドルフ・ビールマン●原作:ボフミル・フラバル●脚色+監督:イジー・メンツェル●撮影:ヤロミール・ショフル●美術:ミラン・ビーチェク●音楽:アレシュ・ブジェジナ●録音:ラジム・フラジークJr.●編集:イジー・ブロジェク●出演イヴァン・バルネフ、オルドジフ・カイゼル、ユリア・イェンチ、マリアン・ラブダ、マルチン・フバ
◆駅のソーセージ売りから、やがて高級ホテルの主任給仕人にまでのぼりつめる背の小さな男の半生を寓話的に描いた作品。「何も見聞きしないと同時にすべてを見聞きする」存在である給仕人の視点から、ナチスドイツに占領され激動の時代を迎えていくチェコの現代史を辿る。

2014年03月21日14:00- (75分)

ひなぎく Sedmikrásky / 魔女のバイオリン

ひなぎく Sedmikráskyチェコスロバキア/1966年/カラー/スタンダード/35mm/75分
原案+脚色+監督:ヴェラ・ヒティロヴァー●原案:パヴェル・ユラーチェク●脚色+美術+衣装:エステル・クルンバホヴァー●撮影+美術:ヤロスラフ・クチェラ●音楽:イジー・シュスト、イジー・シュルトル●出演:イヴァナ・カルバノヴァー、イトカ・ツェルホヴァー
◆ソ連の圧力下に置かれ閉塞的な社会状況の中で、恐いもの知らずの2人の少女は、大人の男を翻弄し、自由で無軌道な行動を繰り返す。共産主義への強烈なアンチテーゼを含み、国内では上映禁止処分となった、チェコ・ヌーヴェルヴァーグを代表する1作。
魔女のバイオリン Sestřeničky
チェコスロバキア/1988年/カラー/スタンダード/35mm/8分 監督:ヴァーツラフ・ムレグル●美術:イジー・シャラモウン
◆道路の真ん中でバイオリンを弾く女。その音色に惑わされたトラックが事故で大破し、乗っていた男は魅入られたように女の後をついていく。やがて男たちは、動物に変えられ…。

2014年03月22日11:30- (計83分)

<親子上映会>

てんまのとらやん
ビデオ東京/1971年/カラー/スタンダード/16mm/18分 監督:河野秋和、中村武雄<
◆むかし、大阪の天満に、とらやんというなまけものが住んでいた。働きもせずぶらぶらしていたとらやんは、ある日うなぎが食べたくなって魚釣りを始めるが…。
日本むかしばなし さるかに 学研AV局/1972年/カラー/スタンダード/16mm/20分 監督:岡本忠成
◆にぎりめしと柿のたねを交換したカニとサル。やがて柿の木にはたくさんの実がなったが、カニは柿の実を取れない。そこへサルがやってきて…。
鬼がくれ山のソバの花
電通+電通映画社/1979年/カラー/スタンダード/16mm/24分 監督:岡本忠成
◆鬼がくれ山には大きな鬼が住んでいて、村人たちにソバを食わせろと命じるので、村には少しのソバ粉も残っていない。おしのは鬼に腹を立て、1人で山へ登った。
二匹のサンマ
1960年/白黒/スタンダード/16mm/22分 監督:久里洋二
◆久里洋二初のアニメーション作品。谷川俊太郎の詩もあいまって、めまぐるしく発展する文明の中で、ひたすらサンマを焼く女の行為が強く印象に残る。

<親子上映会>では、お子様と一緒に映画を楽しんでいただくために、以下のような上映をします。
・受付にてベビーカーをお預かりします。
・上映時も場内に薄く灯りをつけておきます。
・通常の上映よりも音量を少し下げてご覧いただきます。
・飽きたり泣いたりしてしまったお子様をあやせるスペースをご用意します。
一般のお客様もご覧になれますが、上記のような上映形態であることをご了承ください。

2014年03月22日13:15- (153分)

不知火海

青林舎/1975年/カラー/スタンダード/16mm/153分 製作:高木隆太郎●演出+編集:土本典昭●撮影:大津幸四郎●音楽:小栗孝之、松村禎三●録音:浅沼幸一●編集:市原啓子●ナレーション:伊藤惣一
◆1969年から水俣に入り取材を続けてきた土本典昭による、水俣シリーズの5作目にしてひとつの到達点とも呼ぶべき長篇ドキュメンタリー。生き物が戻りはじめ再生へと向かう海、成長していく胎児性患者たち、補償金によって豊かな暮らしを送る家族、それぞれに作り手の優しい眼差しが注がれていく。

2014年03月22日16:15- (33分)

有明海の干潟漁

※無料上映
桜映画社/1989年/カラー/スタンダード/16mm/33分 企画:国立歴史民俗博物館●製作:村山和雄●脚本+監督:大島善助●撮影:岩永勝敏、山屋恵司
◆有明海は日本最大の泥状干潟であり、干潟特有の魚介類が豊富に存在している。ここに生きる漁民が編み出した伝統漁法を記録し、漁撈習俗の大切さを訴える作品。

2014年03月23日11:30- (98分)

裸の島

近代映画協会/1960年/白黒/シネマスコープ・サイズ/35mm/98分 製作:松浦栄策●製作+脚本+監督+美術:新藤兼人●撮影:黒田清巳●照明:永井俊一●音楽:林光●録音:丸山国衛●編集:榎寿雄●出演:乙羽信子、殿山泰司、田中伸二、堀本正紀
◆瀬戸内海の孤島に暮らす一家は、やせた土地を耕してわずかな作物を育て、1日の大半を離れた島から水を運ぶ作業に費やしながら、日々の生活を送っている。台詞を排し、反復される毎日の営みを淡々と描きだした本作は、新藤兼人の代表作として広く知られている。

2014年03月23日14:00- (118分)

東映東京/1957年/カラー/スタンダード/35mm/118分 企画:マキノ光雄、本田延三郎、吉野誠一●原作+脚色:八木保太郎●監督:今井正●撮影:中尾駿一郎●美術:進藤誠吾●照明:元持秀雄●音楽:芥川也寸志●録音:岩田広一●出演:江原真二郎、南原伸二、中村雅子、中原ひとみ、木村功、望月優子
◆貧しい農漁村に生きる老若男女のたくましさを描いた、今井正の初カラー作品。田植えが終わり、村祭りが行なわれる頃、対岸に住む娘たちに夜這いをかける遊びに興じる若者たちの中で、農家の次男坊である次男(江原真二郎)は千代(中村雅子)に淡い恋心を抱くようになる。

2014年03月29日11:30- (95分)

日本文化のふるさと 第7集 椿山 焼畑に生きる

※無料上映
グループ現代=民俗文化映像研究所/1977年/カラー/スタンダード/16mm/95分 製作:小泉修吉●演出+話:姫田忠義●撮影:伊藤碩男、澤幡正範
◆四国・石槌山にある小集落・椿山(つばやま)。ここでは、国内においては1950年代から急速に消えていった、雑穀主体の焼畑農業を営々と続けてきた。焼畑と農作業の風景を4年に亘って記録した作品。

2014年03月29日14:00- (90分)

不安な質問 *東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

たまごの会映画委員会/1979年/カラー/スタンダード/16mm/90分 製作:松川義子、湯浅鉄史、武田哲夫●企画:たまごの会●脚本+構成+演出:松川八洲雄●撮影:瀬川順一●音楽:間宮芳生●編集:たまごの会映画委員会
◆毎日口にする食べ物に不信を抱くようになった人々が、筑波山のふもとに「たまごの会」という共同体を組織し、消費者自給農場を営む過程を記録した自主制作ドキュメンタリー。破綻しつつある共同生活、組織内の分裂といった問題を露わにしながら、日本の農や食への疑問を鋭くえぐり出す。

2014年03月29日16:00- (42分)

日本の稲作-そのこころと伝統-

※無料上映
英映画社/1974年/カラー/スタンダード/16mm/42分 製作:高橋銀三郎●企画:文化庁●脚本+監督:青山通春●撮影:宮下英一、千葉寛●撮影+照明:長井貢●音楽:真鍋理一郎●録音:赤坂修一●解説:竹内三郎
◆農業の近代化に伴って消滅しつつある、旧来の行事や伝承を日本文化の基礎として追求したもの。列島を縦断し、鹿児島から岩手に至る日本各地で撮影されている。

2014年03月30日11:30- (109分)

ブタがいた教室

ブタがいた教室1(C)2008「ブタがいた教室」製作委員会

「ブタがいた教室」製作委員会/2008年/カラー/ヴィスタヴィジョン・サイズ/35mm/109分 製作:佐藤直樹●プロデューサー:椋樹弘尚、田中正、廣瀬和宏、小川勝広●原案:黒田恭史●脚本:小林弘利●監督:前田哲●撮影:葛西誉仁●美術:磯見俊裕●音楽:吉岡聖治●録音:小野寺修●編集:高橋幸一●出演:妻夫木聡、大杉漣、田畑智子、原田美枝子、甘利はるな
◆6年生の担任になった新米教師の星(妻夫木聡)は、生き物を食べることの意味を身体で感じてほしいと、クラスで1年間ブタを飼うことを提案する。卒業間近になり、生徒たちの間では可愛がってきたブタをこのまま食べて良いものか意見が分かれ、学級会が開かれるが…。

2014年03月30日14:00- (108分)

ある精肉店のはなし

ある精肉店のはなし2(C)映画『ある精肉店のはなし』より

※特別料金での上映
(一般1,200円、大学・高校生・シニア1,000円、小中学生・友の会会員800円)

やしほ映画社=ポレポレタイムス社/2013年/カラー/16:9/Blu-ray/108分 製作統括:大槻貴宏●プロデューサー:本橋成一●監督+ナレーション:纐纈あや●撮影:大久保千津奈●音楽:佐久間順平●録音:増田岳彦●編集:鵜飼邦彦
◆大阪・貝塚市で生産直販の精肉店を営む北出家の、最後の屠畜までの日々を見つめたドキュメンタリー。江戸時代から被差別部落の生業として屠殺を行ってきた一家の歴史をひも解きつつ、いのちを繋げるという生の本質に関わる仕事を真摯に、そしてしなやかに受け止めてきた家族の記録である。

2014年03月30日16:00-

トークショー(無料)

ゲスト:纐纈あや(映画監督)、石坂健治(日本映画大学教授)

「祭りの映像記録」上映と解説

日本各地の祭りを比較しながら、由来、風土、伝承される芸能などを、テーマごとに紹介します。

2014年03月11日14:00-

食べる祭り

「ごっそう飯」(石川県)
「ごぼう講」(福井県)
「ぼたもち祭り」(新潟県)
「若神子のほうとう祭り」(山梨県)

戦後の経済成長と影 ビデオ・DVD上映

当館収蔵の作品を、月毎にテーマを設け上映します。

観覧料:無料

2014年03月05日14:00-

バブル経済

NHKソフトウェア/40分
円高が急速に進み、土地価格や日経平均株価が高騰、バブルと呼ばれる過剰な経済拡大期の後、資産価格の下落や金融収縮に至る一連の経済動向を振り返る。

2014年03月12日14:00-

外国人労働者

NHKソフトウェア/40分
若者の高学歴化などにより、単純労働が「きつい・汚い・危険」の3Kで敬遠されるなか、深刻な労働者不足から増加した外国人労働者が新たな社会問題となった時代を振り返る。

2014年03月19日14:00-

昭和から平成へ

NHKソフトウェア/40分
昭和64年の天皇崩御から、消費税の導入、日本人初の宇宙飛行士、皇太子の御成婚、阪神大震災まで昭和から平成にかけての重大な出来事を追う。

2014年03月26日14:00-

混迷の時代 人々は生きる

NHKソフトウェア/40分
サリン事件、もんじゅのナトリウム漏れ事故、三宅島噴火、日韓ワールドカップの開催、自衛隊イラク派遣など、1990年代から2000年代までの重大事件から生活や人々の意識の変化を追う。