2016年08月19日

「ソーマトロープ」(ワークショップグループ)

7月17日、午後2時から4時まで「ソーマトロープ」のワークショップを開催しました。参加者は、大人14名、子ども22名、ボランティアは6名でした。

 

「ソーマトロープ」のワークショップを開催
 

 

ソーマトロープって聞き慣れない言葉、何だろう?
それは、紙の両面に異なる絵を描き、上下に輪ゴムを付けて、左右にねじって回転させるもの。回ることで、2つの絵が重なって見えます。
例えば一面には、クジラ。その裏面は、水しぶき。それをくるくる回していくと、やがてふたつが重なって、汐を吹き上げるクジラに見える……といった具合。

 

スタートして30分で、3つのテーブルに用意した15席は満席に。すぐに椅子を12席追加しました。各テーブルで、ボランティアがサンプルを見せて説明します。シンプルな作りでありながら、2つの絵が合成される様子に、誰もが目を輝かせます。

 

2つの絵が合成される様子に、誰もが目を輝かせます
 
2つの絵が合成される様子に、誰もが目を輝かせます
 

 

早速、参加者はそれぞれ思い思いに作品を作り始めます。
色とりどりの細かい絵を組み合わせた作品を作る子。
テーマを決め、シリーズ化していくつも作る子。
黙々と作る子の横で、思い浮かんだアイデアを思わず叫ぶ子。
作品を見せ合い、談笑する親子連れ。
ステキなイラストの組み合わせを作っていたのは、女子中学生2人連れ。
男子小学生2人組は、ロケットの発射、飛行を力強く表現していました。
2時間の間、常時満席で会場は熱気にあふれていました。

 

常時満席で会場は熱気にあふれていました
 

 

「ソーマトロープ」の語源は、ギリシア語で、「ソーマ(驚き)」と「トロープ(回転)」だそうで。今回、初めてボランティアスタッフとして参加した私は、なるほどと実感しました。
身近なものを使い、アイデアを出して絵を描き、輪ゴムで回すと、小さいながらも驚きの世界が広がる。これぞアートの醍醐味ではないでしょうか。今回、その手伝いができて感謝で一杯!

 

次回ワークショップは8月28日、「ちぎり絵の絵日記」です。
多くの皆さんの参加をお待ちしています。

 

(ワークショップグループ 篠崎)

 

*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。

http://ameblo.jp/kawasakimuseum2010/