梅雨の蒸し暑さを感じる6月19日(日)午後に「ゾートロープ」のワークショップを実施しました。ボランティアメンバーは、私を含めて6名でした。
「ゾートロープ」について簡単に説明します。
側面に穴が空いた黒い筒の中に、穴と同じコマ数の絵を描いてセットします。そして、筒を回転させて側面から覗いてみると・・・・・・回転によって絵が流れて、動いて見えます。
「すご~い」「おもしろい!」と子どもたちの目が輝きます。
子どもたちは、見本として置いてあった、いくつかの絵を回転させて見ているうちに、ひらめきが生まれるようです。絵だけではなく、線や模様なども取り入れながら、自由に絵を描いていきます。描いている途中で、試しに回転させて動きを確認する子もいました。
また、動きのほかに色彩にもこだわります。線や図形の組合せでも、回転させると意外な動きに見えます。そのため、小さなお子さんでも取り組みやすいのです。
自分が描いた1枚の絵が、回転させると想像のつかない動画になります。子どもたちの発想は豊かで、私たちボランティアメンバーを驚かせます。
子どもだけでなく、お父さんやお母さんも一緒に描いて楽しんでいました。
今回の参加者は、子ども16人・大人13人でした。参加者はそれほど多くなかったものの、和気あいあいとした時間が過ぎていきました。
実は、私はボランティアメンバーに加わったばかりです。そのため、少し不安もありました。けれども、他のボランティアメンバーの方々からアドバイスや声掛けをもらって、いつの間にか打ち解けていました。
そして何よりも、このワークショップに参加してくれた子どもたちをはじめ、みんなの笑顔が励みになりました。
次回のワークショップは7月17日(日)「ソーマトロープ」を予定しています。
今回の「ゾートロープ」とは違った絵の動きを楽しむことができるかと思います。
多くの方の参加をお待ちしています。
(ワークショップグループ 野村里枝子)
*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。
http://ameblo.jp/kawasakimuseum2010/