2016年06月30日

「生きるアート 折元立身」展のイベントに参加して

6月11日(土)に、市民ミュージアムで開催中の「生きるアート 折元立身」展(会期:4月29日(金・祝)~7月3日(日))の関連イベントが行われました。
パフォーマンス・アーティスト、折元立身さんの新作パフォーマンス発表「車いすのストレス」です。
以前から興味があったので、今回は市民として参加しました。

 

母を介護する折元さんにとって車いすは不可欠なもの、ときに介護から自由になりたいと思うことから発せられているテーマ。
1階の逍遥展示空間が舞台、10台の車いすに乗ったそれぞれが中央に積み重ねられたダンボールの山に、言葉にならない色々な思いをぶつけます。

 

折元立身さんの新作パフォーマンス発表「車いすのストレス」
 
折元立身さんの新作パフォーマンス発表「車いすのストレス」
 

 

来館者が参加し、折元さんを入れてのパフォーマンス。
背の高さを超えるダンボール群は、車いす目線ではまるで山のふもと。
スタートすると、難攻不落の城を攻めるようなパワーが満ちあふれる大迫力!
積んで、突進して、また積んで・・・パフォーマンスは何度か繰り返されます。
集まった人たち、回数を重ねることでの動きの違い、大小のダンボールをランダムに積んだ偶然性、それらが生むその瞬間だけの作品。
観ている側でしたが、心も体も熱い!

 

途中でダンボールを戻すときも、イベントが終わってからも、来館者が積極的に片付けに参加し、和気あいあいの雰囲気が。さっきまでの熱量とのギャップ。このイベントならでは、でした。

 

折元立身さんの新作パフォーマンス発表「車いすのストレス」
 

 

いままでと違うのは、作家だけでなく館側やサポートのボランティアの方々にも目がいき、考える視点や楽しみ方が増えたことです。
サポートや配慮の仕方など、視覚で捕らえられることがたくさんあり、ふり返ると勉強にもなったイベントでした。

 

折元立身さんの新作パフォーマンス発表「車いすのストレス」
 

 

展示を見るのが好き。
観ている瞬間は、自身もボランティアに登録していることを忘れて夢中・・・。
来場者として楽しむことも活かして、これからのボランティア活動に参加していきたいです。

 

(企画・運営グループ&ワークショップグループ 森)

 

*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。

http://ameblo.jp/kawasakimuseum2010/