2016年01月24日

展示ガイドデビューを終えて(博物館部門)

2015年4月20日にミュージアムボランティアに応募、5月22日の説明会・面接を経て、6月にボランティア登録となりました。
その後、新規登録研修、講演会、マンスリートーク、現地見学研修、各種展示内覧会などに参加する傍ら、博物館部門展示ガイドのための研修、文献調査、ガイド原稿のまとめ・提出、先輩ガイドの拝聴、ガイドリハーサルなどを経て、1月10日(日)に「ガイドデビュー」を果たしました。
はじめに、指導して頂きました先輩各位、関係職員各位に感謝申し上げます。

 

ガイドリハーサルの様子
ガイドリハーサルの様子

 

 

当初、どの資料をどのように説明したら良いのか悩みました。説明内容を十分に理解していないと参加者に理解してもらえない。話す内容も大切ですが、聴いてもらえる言葉や表現をどのようにするのがよいのかなどについて検討をしました。
また、人が使う言葉は、その人が育った環境、年代や価値観などで異なります。様々な参加者に対しどのようにガイド対応をすれば良いのか?・・・いろいろ悩みました。

 

悩みの整理の機会となったのが「ガイドリハーサル」でした。
参加者の顔を見ながら、飽きさせない話で楽しんでもらうことを基本に行いました。終了後に沢山のアドバイスをもらいました。修正点も多くありましたが、根本的なミスはなかったようでした。一言で言ったら「心配することはない。思いっきりやってみろ!」と自分なりに捉えました。
ただし、みどころガイドでは、初めての方を対象としているので、専門的な話をあまり出し過ぎないように心掛けること、特に用語には細心の注意が必要だと思いました。
結婚式の司会とか偲ぶ会の司会や事業のプレゼンテーションなどを経験された方の話を聞いたことがあります。共通していたのは、「当日は蓄えた材料の1/10使えば良い」「常に相手の状況を見て関心が途切れないようにする」「理解できる用語・言葉を使う」でした。

 

上記のことを念頭に、リハーサル時に指摘があった「資料を捲る時に指を舐めない」「展示物を指し示す場合にはポインターか掌を使う」などを改善してみました。
いよいよガイドデビュー日となり、「近代・現代」のコーナーをガイドしました。準備に関わる事項は菅原先輩に全て教えてもらいました。次回は自分で出来そうです。

 

先輩のガイド中はサポートを行います
先輩のガイド中はサポートを行います

 

いよいよ、ガイドデビュー!最初の「鉄道の発達・大師線」の説明時に、日本における電車開設の順番をクイズ形式で行い、その中で「大師線は三番目」という話をしてみたところ参加者の眼が開くのを確認しました。

 

ガイドデビューの様子
ガイドデビューの様子

 

興味を持ってもらえた!と、ホッとしました。後は展示パネルを指しながら次々と話題を提供してみました。ガイド時間「あと5分です」との先輩の声で、古鏡の体験コーナーに移動しました。

 

結果としては、当初予定したガイド所用時間30分を4分ほどの超過でした。
やはり古鏡の体験コーナーは残り時間が少なったと感じました。
当日は、総勢9人の参加がありました。
参加者は「4分の超過」をあまり気にしていないようでしたが、今回は恵まれていたと反省しました。
次回からは時間配分に留意したいと思います。他にも説明時の身体の向きや参加者全体の位置確認等に注意し、喜んでもらえるように努力したいと思います。

 

今日は夢中で走った34分でした。参加者の方をはじめ、関係の皆さんありがとうございました。

 

(博物館部門展示ガイドグループ 島谷)

 

*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。

http://ameblo.jp/kawasakimuseum2010/