2015年11月21日

初回から続けてボランティアデーを体験!

【みる、きく、あそぶミュージアムまるごと体験】をテーマに3回目のボランティアデーを10月18日(日)に実施することが出来ました。
昨年同様、等々力緑地で開催される【なかはら ゆめ区民祭】と同日開催。
企画運営グループを中心に春から着々と準備が進められました。
今回はなかはらメディアネットワークの地域新聞「タウンニュース」や、なかはらスマイルTV「イッツコム」などの外部メディアからの協力を得たのが功を奏してか、朝からミュージアムも賑やかです。

 

お天気にも恵まれ汗ばむような一日。
ミュージアム館内外での催しに、当日の簡易集計でも200名以上の大勢の方が参加されたとのこと! 嬉しい限りです。
9時に集合し副館長の激励をもらい、いよいよスタートです。
各自がタイムスケジュールにそって担当を努め、一人何役もこなします。
私はワークショップと受付の担当です。

 

【受付・相談コーナー・記念品配布】10:00~16:00 
館外と館内の2箇所で受付。ボランティアデーの参加用紙兼スタンプラリーカードを配ります。
日頃のボランティア活動の紹介をしたり、質問に応えたり。
また気軽にミュージアムに遊びに来て下さいという気持ちをそえて記念品を渡したり。
慌ただしい中でも「来館は初めてですか?」「ミュージアムの缶バッチを是非お持ちください」など、来館者と良好なコミュニケーションが取れたと思います。

 

館外と館内の2箇所で受付

 

【ワークショップ・ゾートロープ】10:00~
10時スタートの前から親子連れが待っていてくれました。いつもよりテーブルを増やし一度に30人が座れるようにセッティング。多少の準備不足もありましたが、臨機応変にスムーズに対応できて、笑顔がいっぱいの時間になりました。
自分が描いた絵が動き出す瞬間、子供の表情が一変!”ワーッ動いた!”という喜びが伝わってきました。

 

【もっこ担ぎ】10:00~ 14:00~
スクールプログラムから今年初めてもっこ担ぎ体験を逍遥展示空間で実施しました。
江戸時代に二ヶ領用水を作るときに使った道具だよと説明し、興味のある方には歴史的背景などスクールプログラムで解説していることを伝えたようです。
重りは5キロと10キロ。小さな子供も10キロにチャレンジしたり、メンバーは怪我のないように中腰でずっとフォローをしていました。

 

【昔のあそび体験コーナー】11:00~ 13:00~
昔懐かしいベーゴマやコマ、竹とんぼなど人気のコーナーです。
子供はもちろんですがお父さんが自慢の腕を披露したりと、盛り上がりました!
ボランティアメンバーの中にはもっと上手に手本やアドバイスが出来るように練習しなくては!との声も聞こえました。

 

【私立大西学園・川崎市立平間中学校の吹奏楽演奏】12:20~
日の当たるなか、動きのあるスタンディングで会場を大いに盛り上げてもらいました。
曲目も「ディズニークラシックスレビュー」や「あなたに恋をしてみました」と、耳馴染みのある楽しい曲が多く、ごきげんに踊りだす子供もいました。皆さんが足を止め広場に集まり自然と手拍子が響きました。

 

私立大西学園・川崎市立平間中学校の吹奏楽演奏

 

日頃の練習はとても大変なんだろうなと、一生懸命な生徒さんたちを見ておもわず目頭が熱くなりました。
素晴らしい演奏をありがとうございました。

 

【ワークショップ・巨大カメラ】14:00~
巨大カメラの中に自分自身が入って、外の景色に自分でピントを合わせることでカメラの仕組みがわかる体験ができます。ボランティアデーで実施するのは今年が初めてでした。

ワークショップ・巨大カメラ

 

子供が巨大カメラの中に入り、外にお母さんが立って手を上げてもらい、右?左?逆さかな?など中から見える景色と出て確認した景色であれ?あれ?と不思議な体験ができるので、繰り返しの確認がしたくなります。サポートの声の掛け方も重要です。映像の写り方が天気に左右されるので本当に晴れてよかったです。

 

【ワークショップ・ちぎり絵】14:00~(定時の15時より繰り上げスタート)
午後になり来館者がさらに多くなり作業テーブルを増やして対応。40人座れるようにしましたが次々と席がうまり大盛況。他のグループメンバーもフォローに入ってくれました。
子供の目線まで腰を落とし1作品ごとに頑張ったところやちぎり絵の意味など、子供が想像した世界の話を聞くと感心してしまいます。
保護者の方や大人の方も作品作りに夢中になり力作がたくさん生まれました!

 

上記の他に川崎市の考古や歴史、民俗の展示室の見どころを解説する【博物展示ガイド】(4回)、常設展示された美術作品を鑑賞解説する【美術展示ガイド】(4回)、普段は立ち入ることが出来ないバックヤードをご案内する【ミュージアムツアー】(3回)も実施。

 

ミュージアムツアー

 

ガイドやツアーに参加された方々は老若男女様々。一方的な解説にならないようにメンバーの一人ひとりが場面ごとに工夫し、対話をしながら進めている様子が良くわかりました。
各回ともに大勢の方がミュージアムをより深く知り、楽しむことが出来たと思います。

 

少しでも手が空いたメンバーは館外でもチラシを配ったり、他のグループへフォローに入ってくれたり、片付けたり。積極的に行動して普段の活動ではあまり顔を合わさないメンバー同士も協力し合えた一日となりました。
反省点もありますが「また来ます!」と何人もの方に言ってもらえました。
準備期間を含め全員が役割と責任を果たすことができ、やりがいを実感したと思います。
日頃のボランティア活動の成果を大いに発揮し、”みる・きく・あそぶミュージアムまるごと体験”をお届けすることが出来たのではないでしょうか。

 

市民ミュージアムとミュージアムボランティアの益々の発展を祈って。
ありがとうございました。

 

(ワークショップグループ 中橋)

 

*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。

http://ameblo.jp/kawasakimuseum2010/