7月7日(火)、5回目となるアウトリーチ活動を行いました。
私たちワークショップグループが川崎市立川崎病院の小児病棟へ出向くのは、今回で5回目になります。参加メンバーは、ボランティア・メンバー3名と、職員は豊村課長と鈴木さんの2名です。
当日は7月7日、七夕でした。病院入り口のホールには大きな笹飾りがあり、数多くの短冊に病気・怪我の快復願いが書かれていました。
まず、院内にあるボランティア準備室にて、見本を見ながらワークショップの内容を確認します。
それから、専用エプロンを着てマスクをつけ、手を消毒し、いざ小児病棟に向かいます。
病棟にあるプレイスペースでワークショップ開始の準備をし、病室から出てくるお子さんたちを待ちます。今回は、こちらの病院でボランティア活動をされている方が、サポートに入って下さいました。
今回は、計4人のお子さんが参加しました。皆さん、3〜4歳でしょうか、今日は小さなお子さんばかりでした。
ゾートロープに興味を持ってもらおうと誘うメンバーは、さっそくゾートロープの台を回転させて、絵が動き出すのを見てもらいます。
一方、アンパンマンやご当地キャラクター、あるいは花火や昆虫を表現したちぎり絵、これらの製作見本を見せて、「これって何?」とお子さんに声をかけるメンバー。
もちろん、どのお子さんも初めはみな尻ごみがちです。今日も、彼らの興味をうま〜く引き出せるか、腕の見せどころです。
ゾートロープの前にいた男の子は、ずっとだんまりを通していましたが、やっと手を出して、自ら台を回転させ始めました。床に座り込んだお子さんは、黄色い色紙を大胆にビリビリと破り始めました。みな、自然な表情が出てきました。
ワークショップの実施時間は1時間。開始から15分ほど経ちました。ゾートロープに参加したお子さんは、紙製のフィルムに何やら絵を描いています。ちぎり絵に参加したお子さんは、ちぎった色紙に糊をつけ台紙に貼っています。
そして30分ほど経過。みんな、2作目の製作にかかっています。結局、終わりまでに3〜4作品を作りました。ゾートロープのスリット越しに、自分が描いた絵が動くのをじっと見つめるお子さん。ちぎり絵の彼は、頭に浮かんだ話をボランティア・メンバーに語りながら、その話をちぎり絵にしました。
お母さん方が、我が子に気づかれぬよう、柱のかげに隠れてそーっと見守っている姿は、実にほほえましい限りでした。
(ワークショップグループ 山中)
*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。