2015年02月15日

「アートみどころガイド」に初挑戦

初めまして。
本年度より当館でボランティアを始め、2014年10月より「アートみどころガイド」のガイドボランティアとしてデビューしました。本ブログでは、デビューまでの流れやガイドを経験してみて感じたことなどを記しました。

 

当館HPに記載のあるボランティア募集の項目より応募を終え、説明~面談を経ると、自身が所属したいグループを選択します。私はかねてより興味があった美術館展示ガイドグループと、イベントサポートグループに決めました。

 

グループ決定後、美術館展示ガイドグループでは、当館の成り立ちや逍遥展示空間にある常設オブジェについて、研修を受けます。常設オブジェの研修に私は出席できませんでしたが、収録した映像で研修の代行ができるので大丈夫です。各オブジェに込められた作者の思いや制作にまつわるエピソードについて、学芸員からレクチャーがあります。本番では自身がガイドすることになるので、真剣に解説を聞き入りました。研修を終えると、各自でガイドするオブジェを決め、その作家についてのレポートをまとめます。私は山口勝弘の「ビデオ彫刻-川崎-」渡辺豊重の「日・月・鳥・花・人」を解説することにしました。ガイドレポートを提出し、学芸員のチェックおよび内容確認を終えると、いよいよリハーサルです。学芸員やミュージアム職員の前でガイドするのですが、緊張して上手くしゃべれませんでした…。

 

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ガイドリハーサルでの指摘事項を踏まえ、いよいよデビューの日を迎えました。2014年10月19日(日)、ボランティアデーです。美術館展示ガイドのメンバーと3人一組でガイドを行いました。当日は、等々力緑地内で行われた中原区民祭の開催日と重なり、大変多くの方が参加した中でのデビューとなりました。最初は上手くしゃべれるか不安もありましたが、実際に始めてみると、意外とすんなりいったのかなと思いました。

 

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デビューしてみて感じたことは、自身で作品をガイドすることで、より作品についての興味や関心が深まってくるという点です。ガイドの準備段階でいろいろと調べたり、作品に込められた意味を考えたりする過程を経るため、より作品への「愛着」みたいなものが湧いてくるのではないかと思いました。今後は、参加者との対話を心がけながら、より分かりやすいガイドを目指していきたいと思います。

 

学芸員やボランティア担当職員の方々のご指導および応援、ありがとうございました。

 

(美術館展示ガイドグループ・イベントサポートグループ 高間)

 

 

*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。

http://ameblo.jp/kawasakimuseum2010/