2015年02月01日

平成26年度 ミュージアムボランティアフォローアップ研修 ~新規登録メンバーからの視点~

平成26年12月20日(土)にボランティアフォローアップ研修が行われました。
私は昨年の6月からボランティア活動に参加した新規登録メンバーです。
研修の第一部は、次の構成で行われました。
(1)平成26年度新規登録者対象 研修 
(2)全ボランティア対象 研修

 

新規登録者対象研修は11時から12時まで第2研修室で行われ、新規登録メンバー8名が参加しました。内海職員からミュージアムの役割や、ミュージアムで行われる各事業にボランティアグループがどのように関わっているのか、の説明がありました。
ミュージアムの役割とは、収集/調査・研究/保存・管理/展示・教育普及です。
その中でもボランティア活動は、「展示・教育普及」に関わっていて、ミュージアムと来館者との橋渡しを担う役割を果たすのが私たちボランティアです。
初心忘れるべからず。新規登録時に研修を受けた6月当初のやる気に満ちた気持ちを思い出しました。
その後、メンバーの自己紹介と半年間の活動感想を交換し合いました。
子どもとの接し方やボランティア参加回数についてなど、活動に際しての不安や疑問な点の意見が挙がりました。それら意見に関し、内海職員が丁寧に回答してくれたので、不安は解消できたのではないでしょうか。
来期に向けてのモチベーションを上げることができたと思います。

 

全ボランティア対象 研修は13時から15時まで、第2研修室で行われ、26名が参加しました。
まず、13時から収蔵庫見学です。ミュージアムの収蔵庫は9つの部屋があり、川崎の考古・歴史・民俗資料や、グラフィック・写真、映像、川崎ゆかりの作家の作品などの美術作品が数多く収蔵されています。
今回は写真・映像の収蔵庫見学となり、入る前に林学芸員から留意事項の説明がありました。作品保護のために、腕時計やアクセサリーなどのぶらぶらするものは取り外し、入る前にうがいと手洗いも行いました。収蔵庫に入るのも大変です! 準備も整い、5名ずつのグループに分かれ、いざ、収蔵庫の中へ!
分厚い扉を開けると、入ったところに緑色のマットが敷かれていました。このマットは粘着式になっていて、このマット上で足踏みをしてスリッパの裏に付いたゴミ等を取り除きます。
やっと写真が保管されている部屋へ…。大きな棚がたくさんあり、写真などの作品は中性紙の箱に収納されています。その中で荒木経惟氏の作品を見せてもらいました。間近で有名写真家の作品が見られ、とても感激しました。
部屋の中は快適でした。写真やフィルムといった資料は温湿度管理が大切で、低温・低湿となっているそうです。貴重な資料や作品が厳重な管理のもとに保管されていることがよく分かりました。

 

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14時から15時は国立西洋美術館 教育普及の杉浦央子さんから「国立西洋美術館のボランティア事業について」の講演がありました。国立西洋美術館の詳細なボランティア活動の内容が聞けて、大変勉強になりました。新規登録ボランティアの研修が豊富であることやボランティアが自主的に提案・企画・運営する研修もあるそうで、見習うことがたくさんありました。

休憩を挟み、15時30分から16時30分はボランティア交流会です。椅子を円陣にして今期の活動を振り返りました。10月に行われたボランティアデーの反省やボランティアブログ・広報紙「パルス」についての感想・提案等、貴重なメンバー相互の意見交換の場となりました。

 

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そして、こちらが一番の目的の方もいたのではないでしょうか?? 17時30分からはお楽しみの懇親を兼ねた忘年会です!! ボランティア14名、職員2名の参加となりました。
この日はあいにくの雨でしたが、何のその。雨の中歩いて武蔵中原駅に向かいました。店に着き、席はくじ引きで決め、乾杯へ。酒が進み、ボランティア活動のことや趣味や仕事の話で盛り上がりました。ボランティア活動は他業種の方たちとの交流ができるのも魅力の一つです。このような場でも、川崎市市民ミュージアムボランティアの絆を深め、よりよい活動ができたらいいなと思います。

 

私は、企画・運営グループとイベントサポートグループに所属していますが、この半年間楽しんでボランティア活動ができました。最初は分からないことだらけで戸惑うこともありましたが、ミュージアム職員の方々、ボランティア先輩方のサポートがしっかりしているので、安心して活動ができました。
今回の研修もモチベーションを維持するために、大変有意義な研修だったと思います。この気持ちを忘れず、来期に活かしていきたいです。

(企画・運営グループ 大木)

 

*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。

http://ameblo.jp/kawasakimuseum2010/