2015年01月17日

ワークショップ「巨大カメラに入ってみよう!」

12月7日(日)「巨大カメラに入ってみよう!」のワークショップに参加しました。ボランティアは5人でした。
このワークショップを、ボランティアが中心になって行うのは初めてです。ドキドキの中、スタート!
まずはセッティングです。
普段写真を撮る時のように、被写体に光が当たる向きにレンズを向け、ワークショップ終了の15時に日陰にならないように、日の入りの方角も考慮してカメラを設置。

その後すぐに、段ボールの巨大な箱に興味津々の子どもたちが集まってきました。
この真っ暗な巨大カメラの箱の中に入ると、大きなトレーシングペーパーが設置されていて、そこへ、レンズを通って被写体が投影されます。それを引いたり押したりしてピントを合わせます。
今日のように晴れ渡った青い空や、被写体になる人物がきれいに写り込むと、大人の私たちでも感動してしまうくらいでした。
私たちの目の仕組みと同じように、レンズを通すと、トレーシングペーパーに投影されるものが上下左右ともに反転して見えます(私達は脳を使ってこの反転を修正しているのですね)。

 

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中に入った子どもには、これを利用してクイズを出します。
パパ、ママには、視力検査に使う、○に1カ所穴の空いたカードを持ってレンズの前に立っていただいて、
「上と下、穴の開いているのはどっちかな?」と問いかけます。

子どもが見えたままを答えると、箱から出て確かめた時に、「あれー?」となります。

そこで、もう一度箱に入ってもらい、今度はパパ、ママには左右どちらかの手を振っていただきます。

「どちらの手を振っていると思う?」と聞くと、
「ええと、お箸を持つのがこっちだから…」と、これは実際に見るとわかるのですが、大人でも混乱してしまいます。それがまた楽しいようです。
最後にパパ、ママにもカメラの中に入ることをすすめると、きれいに見えることに驚いたという声が! 大人でも楽しんでもらえたようでした。
終了の15時にはだいぶ日が傾きましたが、設置時の計算のおかげで、最後に並んだ子どもたちまで、なんとか陰ることなく見ることができました。

 

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今回のワークショップの参加人数は大人約20人、子ども約25人。
クイズに正解したくて何度も繰り返し並んでいた子どももいて、開催中は常に順番待ちの列ができるくらい、楽しんでもらえたようです。
列の待ち時間を利用して、カメラの仕組みや歴史の書いてあるプリントを説明したり、家庭でも手作りカメラができることを話しました。

私はボランティアに参加したのは今回で2回目。少し緊張しましたが、先輩の皆さんに支えられて、子どもたちの楽しそうな笑顔を見ながら、充実した時間を過ごすことができました。
今後も経験を積んで、皆さんにもっと楽しんでもらえるワークショップになるよう工夫をしていきたいと思います。

次回は、3月29日(日)14時から実施予定です。ぜひ、皆さんも体験しにいらしてください!

(ワークショップグループ 岡村)

 

*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。

http://ameblo.jp/kawasakimuseum2010/