2014年11月16日

『みる・きく・あそぶ ミュージアムまるごと体験』 ―ミュージアムボランティアデー 前編―

  10月19日(日)に開催された今年度で2回目となるボランティアデーに、昨年に続き参加しました。
今年度は企画・運営グループを中心にボランティアデー実行委員会が設置され、5月から昨年度の反省点を踏まえ、当日に向けて着々と準備をしてきました。広報の手段、活動の内容、活動スケジュールやスタンプラリー記念品などについて話し合い、来場者やボランティアメンバー一同が、昨年以上に楽しむことができるか検討してきました。
当日来館し、参加した方々にも今年度の工夫の成果を感じ取ってもらえればとても嬉しく思います。

当日は天候に恵まれ絶好のボランティアデー日和となり、気持ちよくスタートを切ることができました。
ボランティアデー当日まで、ボランティアデー実行委員会の一員として企画内容を準備してきました。当日の活動担当は美術館部門展示ガイドのみだったため、出番までの間に参加者呼びかけの宣伝にミュージアム周辺に出かけたり、他のグループに参加したり、見学したりしました。

まずチラシ配布など宣伝活動に、同日等々力緑地で開催されていた「なかはら ゆめ区民祭」周辺に出向きました。10月中旬にもかかわらず屋外は汗ばむくらいの陽気で、区民祭では出店もあり多くの人で賑わっていました。
子ども連れの方を中心に声かけやチラシ配りをしました。持参したチラシはほとんど受け取っていただき、宣伝は上手くいったのではないかと思います。

 

画像1

 

ミュージアムに戻った後は、昔のあそび体験コーナーに参加しました。
竹とんぼやこま回しといった昔のあそびを体験できるもので、好評のコーナーです。

私もこま回しに挑戦してみたところ、あらぬ方向にこまを飛ばしてしまったり、うまく回転がかからずすぐにこまが転んでしまったりと、なかなかコツを掴むことができず大人気なく必死に遊んでしまいました。
ミュージアム中庭での体験コーナーは、通りすがりの目につきやすく、子どもだけでなく大人の方の参加もあり、多くの参加者で賑わいを見せていました。

午前11時30分いよいよ私の出番である美術館部門展示ガイドです。
今回は逍遥展示空間内のオブジェをメンバーの黒佐さんとペアでガイドしました。
子ども連れの方にも気軽に参加できるように、チャイルドサポートグループメンバーにも同行してもらったため、安心してガイドを行うことができました。

 

画像2

 

私は手塚治虫の《笑い》と山口勝弘の《ビデオ彫刻 川崎》のガイドをしました。
昨年度のボランティアデーで、同じ作品の紹介をしてガイドデビューを果たしたときは、非常に緊張してたどたどしいものとなってしまいました。
ですが、その後様々なアートギャラリーのガイドを経験し、約1年を経ての今回のガイドは、参加者の表情や様子にも目を向ける余裕があり、共に楽しむことができ、自身の成長に気づくことができました。

先輩の黒佐さんと組んでのガイドは初めてでした。
ガイドのシナリオはメンバー自身で作っているため、話す内容の工夫や作品についての考えなど個々に特色があります。一緒に同行することにより、他のガイドを聞いて楽しんだり、自身の反省点を見つけたりと、参考になることも多いのです。

ガイド終了後はミュージアム中庭で開催された、川崎市立宮内中学校吹奏楽部総勢48名によるコンサートを聴きにいきました。
ゲバゲバ90分のテーマやディープパープルメドレーなどアップテンポの曲の数々の演奏は迫力満点でした。聴いて元気をもらうことができました。

 

画像3

 

今年度で2回目となるボランティアデーは実行委員会にも参加し、昨年よりも直接的に企画にかかわってきたため、思い入れの強いものとなりました。
当日の活動担当は多くはありませんでしたが、その分普段の活動ではあまり接することのない他のグループ活動に参加したり、見学したりしてみるなど、ミュージアムボランティア全般の活動を楽しみながら知ることができました。

次回のボランティアデーも充実したものとなるよう今年度の経験を生かし励んでいきたいと思います。

 

(企画・運営グループ・美術館部門展示ガイドグループ 原)

 

*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。

 http://ameblo.jp/kawasakimuseum2010/