8月17日(日)14時から、ミュージアム内の逍遥展示空間で、「ちぎり絵の絵日記づくり」のワークショップを実施しました。ボランティア6名が参加しました。私は2回目です。
ワークショップ開始前に、見本となる絵日記を各自で作成しました。
ちぎり絵の絵日記は初めての体験でした。何も考えずに紙を丸くちぎり、朝顔を作ってみました。
他のメンバーの作品を見ると、皆さんとても上手です。何が違うのかな?と思い、眺めてみると・・・
できるだけ細かく紙をちぎり、同色でも色合いが微妙に違うものを重ねていました。ちぎり絵のコツは、これかな! 表現したい形が、形としてとても見えやすくなっています。
さて、いよいよ本番です。
夏の思い出をちぎり絵で、一枚の絵日記で表現するというのが、今回のちぎり絵のテーマです。参加者は、子ども17名、大人11名でした。
ちょっと難しいかな、と思っていましたが、実際にワークショップが始まると・・・。
集まった子どもたちは、絵日記用の白い台紙を前にして、すぐに箱から、好きな色や使いたい色の和紙を選び、ちぎって、迷いもなくペタペタと貼っていきました。
夏休みに育てたカブトムシやトマト。
海で見た魚。
飛んでいるバッタ。
大好きなフロンターレのユニフォーム。
旅行先で見た、夜空のたくさんの星。
大きくちぎったり、丸めたりした紙をひたすら重ねたものなど
幼稚園年長~小学生くらいの子たちは、それぞれの思い出に合った文章を書き添え、とてもおもしろい絵日記を完成させていました。
ちょっと難しいかなと思っていた2~4歳位の子どもたちも、たくさん参加してくれました。紙をびりびりとちぎり、のりでペタペタ貼るという作業がとてもおもしろかったらしく・・・・・・これは、コウモリ。これ、お花。これ、黄色い電車。
・・・など、いろいろとおしゃべりしながら、一生懸命に作品を作っていました。
はじめは、参加するのに戸惑っていた子もいましたが、いざ始めてみるとものすごく集中して、完成した作品を見る顔が、嬉しそうでした。
頭の中にあるものをはっきりと文字や形にすることはなかなか難しいものですが、指先や想像力を働かせながら、何かの形をつくっていくという作業はとてもおもしろいものですね。
アートは楽しいものだと感じ、何かの動機づけ(種付け)になればいいなと思いました。
(ワークショップグループ 石井)
*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。