7月1日(火)に初めてのアウトリーチ活動を実施してきました。
活動場所は川崎市立川崎病院の小児病棟です。
ワークショップグループのアウトリーチ活動とは、市民ミュージアムに来館できない方へこちらから出向いて活動を行う、いわゆる出前のワークショップです。
6月17日(火)に事前研修を行いました。その様子はこちらをご覧ください。
7月1日(火)に参加したボランティアメンバーは山中さん、杉本さん、西岡さんと中橋の4名と職員2名です。市民ミュージアム館長も忙しい中、様子を見に来てくださいました。
実施内容は【ちぎり絵うちわ作り】と【ゾートロープ】です。
入院中の子どもたちがワークショップに何名参加できるのか分かりません。そこで、参加できない子どもたちのために、お土産セット(ちぎり絵うちわ作り)を事前に20セット準備しました。病室でも簡単に作れる、和紙6枚とうちわの台紙を入れたものです。
14時30分に全員が病院に到着。
ボランティアルームに入り、手を洗い、名札、マスク、エプロンを着用。
15時30分〜16時30分の1時間がワークショップタイム。
15時20分に絵本やマットの敷いてあるプレイルームに移動し準備。
1歳から6歳位までの5組の親子が、ワークショップに参加しました。
なかには点滴を付けたままの子もいました。
ボランティアメンバーが各親子に1人付く形で、見守ることができたのは良かったと思います。子どもたちは保護者と一緒だったこともあり、プレイルームはなかなかの賑わいでした。
「お母さんも一緒に作りましょう」と声をかけ、親子で工作ができたのはとても好評でした。
ちぎり絵を作り終わったら、ゾートロープのクルクル回る絵を見たり、
1、2歳の赤ちゃんは、懐中電灯自体に興味を示したり、
また色鉛筆を出したりしまったり・・・と子どもたちは自由に楽しんでいました。
今回こちらが想定していた年齢より小さな子どもが主体でしたが、ワークショップ活動中はみんな嬉しそうに笑ってくれていたのでホッとしました。
病室に戻った子どもたちの話を聞いて、片づけの時間に覗きにきた子どもたちがいました。事前に用意していたお土産セットを渡しました。
1回目となる第一歩を、無事に踏み出せたことを嬉しく思いました。
私たちも初めての経験でしたが、緊張しながらも短い時間を楽しむことができました。
今回の実施を踏まえ、少しずつ工夫・改善し、より楽しいワークショップを目指したいと思います。
活動に際し、ボランティアメンバーだけでなくミュージアム職員の多大な協力に感謝いたします。
ありがとうございました。
(ワークショップグループ 中橋)
*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。