2014年07月28日

「近代川崎人物伝」内覧会 レポート

7月5日(土)、平成26年6月7日(土)から企画展示室2で開催している「近代川崎人物伝~川崎の礎を築いた偉人たち~」の内覧会に参加しました。

川崎市制90周年の企画展です。そういえば、南武線電車両端の車両や市政だよりなど、「川崎市制90周年」のロゴが見られますね。参加者はボランティア、友の会あわせて15名でした。

当日は10時30分に企画展示室2に集合しました。望月、高橋両学芸員から石井泰助をはじめ、川崎の礎を築いた13名の偉人が紹介され、解説が行われました。

 

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まず初めに川崎市の偉人としてこの13人を選んだ理由(史料の収集が可能であったなど)の説明がありました。

次に展示史料をもとに、水道整備の経緯、多摩川の治水、電車の敷設、工場などの企業誘致、丸子橋の架橋、映画館をはじめとした娯楽や文化の発展などについて、詳細な解説がありました。紹介された偉人の足跡を通して、変遷してきた川崎の姿を辿ることができました。

 

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偉人のひとり平川平五郎は、二ヶ領用水の整備に大きく貢献した小泉次太夫と田中休愚を歴史に埋もれさせず、世間に広く知らしめた人物として紹介されています。現在、二ヶ領用水の学習が市内小学校の社会科のカリキュラムに組み込まれていることも、ボランティアのスクールプログラムサポートグループがその学習の際に活動していることも、彼の功績によるといっても過言ではないかもしれません。

川崎市への理解を深める機会です。みなさんもぜひご覧ください。8月24日(日)までの展示となります。

(イベントサポートグループ 志貴)

 

*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。

http://ameblo.jp/kawasakimuseum2010/