陶磁器　「千300度の炎を操る」
滋賀県　人間国宝　清水卯一　/30分
◆陶器に鉄分の多い釉薬(うわぐすり)を塗り、火加減で、窯の中で酸化、還元状態をおこし、複雑で微妙な色合いを出す技法こそ鉄釉(てつゆう)陶器の技。清水卯一は、滋賀の比良山に陶土と鉄分を大量に含有した石を発見し、失敗を繰り返して技を開発。窯入れから窯出しまで記録。

陶磁器　「白い磁肌に挑む」
佐賀県　重要無形文化財総合指定技術者保持者　酒井田柿右衛門　/30分
◆日本の陶器を最初に開発した初代の柿右衛門以来、その名声と影響は、ヨーロッパはもちろん、世界の陶器に影響を与えました。濁手(にごして)という、暖かい白乳白色の地肌に、淡く柔らかい赤や青、黄色を用いた花鳥風月が描かれます。

◆「高尾山の大火渡り祭」(東京都)「大山寺(だいせんじ)の力餅」(徳島県)「那須波切不動尊(なすなみきりふどうそん)の火まつり」(栃木県)

「祈りの造形 ～ 法隆寺・太子ゆかりの寺々」
◆739年頃、東院伽藍は僧の行信が聖徳太子の徳を偲んで、斑鳩宮の跡地に建立したもので、伽藍の中心に八角仏殿（夢殿）を配置する特異な構成で、夢殿には秘仏救世観音が安置。聖徳太子ゆかりの寺を紹介します。

「西域の香り ～ 薬師寺」
◆薬師三尊、その台座にはシルクロードの象徴、葡萄唐草文がめぐり、ぺㇽシャやインド、中国ゆかりの浮彫が施されている。天平の技が織りなす美を紹介します。

監督：山本嘉次郎/昭和10年/モノクロ/80分　原作：夏目漱石　出演者：宇留木浩　他
◆最初に映画化された「坊ちゃん」。主人公の坊っちゃん役の宇留木浩は、撮影の翌年1936年に33歳で亡くなっている。山嵐役の丸山定夫は、広島の原爆で亡くなった。