2015年09月18日

平成27年度スクールプログラムサポートグループ研修

7月14日(火)午前中、平成27年度スクールプログラムサポートグループの研修が行われました。
ボランティアの参加人数は13名、職員は3名、社会科教育推進事業解説員が3名でした。企画室に集合し、配布資料を受け取った後、午前10時過ぎより研修が始まりました。

 

スクールプログラムサポートグループは、ミュージアムの見学・学習のため学校団体が来館する際に、解説員のサポートや、子どもたちに展示施設でのマナーを伝えたり、作品や資料などの簡単な説明、体験コーナーの補助を行っているグループです。
特に、市内小学校4年生を対象に、ミュージアム内の二ヶ領用水に関する展示の見学、解説などを行う「小学校社会科教育推進事業」のサポートを行っています。

 

はじめに職員より社会科教育推進事業の概要説明、解説員の松橋さん・東さん・實重さんの紹介とボランティア活動の概要説明がありました。10時30分に博物館部門展示スペースに移動し、望月学芸室長より、二ヶ領用水についての解説が行われました。

 

二ヶ領用水について解説
二ヶ領用水について解説

 

用水の開削を主導した小泉次大夫やその主君である徳川家康の関東入国と二ヶ領用水の関係、用水開削の意義と実態、田中休愚による分量樋の設置、近代以降の二ヶ領用水と久地の円筒分水など、開削から現代に至るまで二ヶ領用水を通史的に、展示の絵図や模型なども交えて解説していただきました。
用水の当初の開削目的が新田の開発ではなく、むしろ既存の田に水を安定供給するためだったなど、今まで学んだこととは違う知見や初めて知ることも多く、大変勉強になりました。

 

様々な質問がありました
様々な質問がありました

 

最後に質問の時間では、解説員の方やボランティアから、具体的な解説の仕方に関する質問や絵図についての質問、円筒分水の構造に関する質問などが出されました。
解説終了後、11時40分から今年度新規メンバーを対象に、スクールプログラムで使用される逍遙展示空間からガイダンスルームまでの案内・注意点の説明が行われました。
企画室に戻り、12時よりボランティア活動内容の詳細や活動の参加方法の説明がありました。
その後、近藤リーダーが用意した映像資料を視聴しました。この映像資料は過去に市が作成した二ヶ領用水の概要と見どころを紹介するもので、非常にわかりやすく楽しく視聴できました。

 

映像資料の視聴
映像資料の視聴

 

社会科教育推進事業は9月より始まりました。今日の研修を活かして、しっかりとサポートできるように励んでいきたいと思います。

 

(スクールプログラムサポートグループ 中村)

 

*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。

http://ameblo.jp/kawasakimuseum2010/