2014年12月26日

ワークショップ「ゾートロープ」とイベントサポート「ピンホールシネマ・ワークショップ」

11月23日(日)と24日(祝・月)の両日、2つのワークショップに参加しました。

11月23日はワークショップグループの一員として、「ゾートロープ」のワークショップを行いました。

この日は3連休の真ん中だったためか、最初は参加される方がそれほどいなかったのですが、それでも子ども15人、大人15人が「ゾートロープ」を楽しみました。

 

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小さな子でも、簡単な波線が書ければ波線が動いて見えるので、楽しんでもらえたようです。中には下書きから凝ったものを描く子もいて、私に「手伝って」と言う子まで現れ(!)、熱心に取り組んでいました。

また、できた絵を装置にセットして動かし、保護者の携帯電話で動画撮影をすると、意外に綺麗に映ることが判明し、「今後も参加者に勧めていこう」ということになりました。

ワークショップの様子を見て、途中から興味を持って参加する子もいて、ついつい終了時間が延びてしまうほどでした。

ゾートロープについては、こちらをご参照ください。

 

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そして……

翌日、24日にはイベントサポートグループの一員として、冷水久仁江さんと岡田憲一さんによるクリエイティブユニット「フワリラボ」による「ピンホールシネマ・ワークショップ」の手伝いに参加しました。

こちらは事前申し込み制で、10組の家族が参加しました。

 

ここでは「ピンホールシネマ」という、不思議な映像が見えるかぶり物を作りました。どの子もお父さんやお母さんに手伝ってもらいながら、一生懸命作っていました。

でも、出来上がったかぶり物を見ても、中でどんな映像が見えるのか分からない。最初は制作をサポートしていただけのボランティアスタッフも、出来上がった作品をかぶってはしゃいでいる子どもたちを見て、次第に「かぶってみたい」「作ってみたい」という声がじわじわと出始めました。

そこで、急遽「予備の材料が1人分あるので、展示の所に置く見本として1つ作りましょう」ということになりました。後から始めたにもかかわらず、若干大人げないかもしれないボランティアスタッフたちにより、異常に速いスピードでかぶり物が完成! その中は、自分の後ろの景色が逆さまに見える、不思議な世界が広がっていました。

 

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ワークショップの合間に、少しだけ、職員の方や他のボランティアスタッフと話す機会を持ちました。

ボランティアスタッフが企画から主体的に活動を行うワークショップは、収蔵品に関連している、という趣旨があるため、内容や、また材料にも制約があります。ですが、無料で、当日参加可能なので参加者は自由に参加することができます。

それに対して、アーティストさんが実施するワークショップは、ほとんどが有料となります。参加人数や対象年齢も限られます。ですが、材料費をいただく分、材料に制限は少なく、何よりプロが担当するので内容がとても深くて幅が広いです。その日1日限り、というレア感も時にあったりします。

それぞれのメリット、デメリットを考慮し、上手くメリットを活かしていければ、と思いました。

24日のワークショップでも、途中から興味を持たれた方がいっぱいいました。中には「ごめんね~、今日は定員でいっぱいなの」と断らないといけない場面も。「ああ、こういう時、ボランティアによるワークショップだったら、途中参加も出来るのに……」と思ってしまいました。

ワークショップについて、色々考えさせられた2日間でした。

 

どちらにしても、来場された方には、様々なワークショップを楽しんでもらえたら良いなと思います。

 

(ワークショップグループ・イベントサポートグループ 嶋田)

 

*2014年3月までのボランティア活動の様子は、こちらでご覧いただけます。

 http://ameblo.jp/kawasakimuseum2010/