2019年08月22日

【教育普及】なばたとしたかライブペイントワークショップ&サイン会を開催しました

 7/28(日)の午後、開催中の「なばたとしたか こびとづかんの世界」関連イベントとして、「こびとづかん」シリーズ作者のなばたとしたかさんを招いて、ライブペイントワークショップとサイン会を行いました。

会場は1階逍遥展示空間!この後、ギャラリーがどんどん増えていきました

 ライブペイントワークショップには、多数の申込者から抽選で選ばれた20組の皆さんが参加。まずは、なばたさんが絵を描くところを鑑賞します。いつもはダントツの人気を誇るコビト、「カクレモモジリ」を描くことが多いなばたさんですが、今回描いたのは、「アラシクロバネ」と「ホトケアカバネ」の2種。当館で同時期開催中の企画展「妖怪/ヒト ファンタジーからリアルへ」を意識して、コビトのなかでも不気味な姿が印象的な「アラシクロバネ」をモチーフとして選んだようです。そしてその暗さを「中和」するように描かれたのが「ホトケアカバネ」でした。

「ホトケアカバネ」描画中!(右側の黒いコビトが「アラシクロバネ」)

 次に参加者自身が、画用紙に色エンピツや水性マジックで好きなコビトを描いていきます。すぐにコビトが思つかない参加者は…、なばたさんがホワイトボードにすらすらっと描いたコビトを参考に。

ホワイトボードに描かれたコビト。真ん中のコビトが人気の「カクレモモジリ」

 その間もなばたさんは作品を描き込んでいきます。周りには、コビトを描き終えた参加者がグルリ。間近になばたさんが描くところを見られるとあって、皆さん真剣なまなざしで制作を見つめていました。
 最後に、なばたさんが参加者一人ひとりの絵を講評し、サインを入れて参加者の作品は完成。なばたさんも「すごい!うまい!」と驚く作品や、参加者が新たに「発見」した新種コビトを描いた作品もあり、様々な作品が生み出されました。講評時、参加者それぞれの作品をなばたさんが掲げると、他の参加者から自然と拍手が起こり、会場内はあたたかい一体感に包まれました。自分の作品だけでなく他の参加者が描いた作品も鑑賞する、良い機会になったと思います。

そのトウチンは…「マモリコモリ」に間違いなし!


参加者一人ひとりの作品を丁寧に講評するなばたさん

 時間的制約のため、この日のライブペイントは作品の完成を見ずに終了。翌開館日に制作が再開され、作品は無事に完成しました。「ホトケアカバネ」の足元には、当館の姿が。コビトの存在をよりリアルに感じられます。作品は展覧会の閉幕まで会場内で展示中。お見逃しなく。

 ワークショップ終了後はすぐにサイン会へと移行。なばたさんとの会話を楽しみながら、サイン、そして好きなコビトを描いてもらいます。参加者は、5歳の時に初めて買ってもらったというコビトのぬいぐるみを手にやってきた中学生や、以前サインをしてもらった書籍に、2つ目のサインをお願いする少年など、「コビト愛」あふれる方たちばかり。なばたさんも嬉しかったに違いありません。サインの後は記念撮影。満面の笑みのヒトとコビトが、写真におさまりました。

5歳の時に買ってもらったという「シボリオオチチ」のぬいぐるみを見せる中学生


なばたさんの背後には、羽のない「ホトケアカバネ」の姿が…翌開館日にちゃんと描き込まれました

 サイン会は、展覧会最終日の9/8(日)にも実施いたします。今度は13:00~と15:00~の2回開催!対象は、当日ミュージアムショップで対象商品を購入された方(9:30販売開始、各回先着30組)に限ります。サインがほしい!という方はお早めにご来館ください。

教育普及担当 奈良本