2022年02月25日

オンライン展覧会「『想起される風景』市野 悠 二井矢 春菜」開催中です!

 2022年2月1日(火)から、当館ウェブサイトで「第7回アトリエ指導員展『想起される風景』市野 悠 二井矢 春菜」が始まりました。
 ちょっと長い名前の展覧会ですね。そもそも、「アトリエ指導員」って何でしょうか?
 市民ミュージアムには、展示室以外にも様々なスペースがあります。その中のひとつが「アトリエ」。当館の特徴的な収蔵品である版画の普及を目的として、版画作品を制作できる設備をそろえ、週末に一般開放していました。そこに若手の版画作家に「アトリエ指導員」として来てもらい、利用者の制作サポートや機材のメンテナンスなどをお願いしていたのです。そして、年度末には彼らの作品を紹介する「アトリエ指導員展」を開催してきました。

 

アトリエの様子

▲アトリエの様子(2017年撮影)

 

 2019年度に指導員を務めていたのが、市野悠さんと二井矢春菜さんでした。ところが、当館はその年の秋に台風により被災し、アトリエの一般開放もできなくなってしまいました。建物が使用できないため、アトリエ指導員展も開催できません。そこで、当館ウェブサイトにて作品を紹介する形式で行うことを決めました。会期中は、24時間いつでもご覧いただけます。
 展覧会のテーマは「想起される風景」。外出や旅行を控えていらっしゃる方も多いと思いますので、二人が作りだす様々な風景を通して、かつて見た景色や懐かしい場所を思い起こしていただけますと幸いです。ご自宅で過ごしながら、想像の旅に出てはいかがでしょうか。

▲市野悠 ≪山を越える≫ 2020年 ▲二井矢春菜 ≪綿毛の季節≫ 2021年

 

 準備を始めたのはちょうど1年前です。打合せを重ね、館内のあちこちに作品を展示した様子を撮影した映像も制作することになりました。休館前に当館を訪れていた人がご覧になると、懐かしさを感じるかもしれません。

 

▲展示準備中の市野さん  ▲映像には立体作品も登場します。
こちらはエレベーター内に、二井矢さんの作品を展示した様子

 

 さらに、二人が作品を制作する様子も紹介したい!と考え、お二人のアトリエにお邪魔し、版画を作る様子を撮影しました。こちらはインタビューと合わせて映像にまとめています。

 

制作の様子

▲制作中の二井矢さんと、ビデオカメラを構える当館職員

 

 二人は共に風景をテーマとした作品を多く制作しており、それぞれに異なる魅力があります。これからの活躍が期待される作家の作品をぜひご覧ください!

 当館の被災から約2年4カ月。コロナ禍の中で様々な制約はありますが、収蔵品の修復作業に加えて、展覧会などの事業も徐々に再開しています。これからも、多くの方が美術作品や博物資料に親しむ場を設けてまいりますのでご期待ください。
 この展覧会は、当館ウェブサイトの「the 3rd Area of “C” -3つめのミュージアム」で2022年の3月末まで開催中です!

教育普及担当 杉浦