2019年07月12日

【教育普及】アトリエ初心者講座を開催いたしました!

毎年、6月末頃に当館3Fの版画アトリエを使用して初心者向けにアトリエ指導員によるアトリエ初心者講座を開講しています。
今年は、6月15・16日にシルクスクリーン編、6月22・23日にリトグラフ編を行いました!



★シルクスクリーン編★

6月15日(土)
シルクスクリーンとは孔版という、アルミの枠にメッシュ状の布を張り、感光乳剤を塗布し感光を行うことで、孔の空いたところと空いていないところを作ります。その孔からインクを落として図画を印刷する版画技法です。

講師は、当館版画アトリエ指導員の二井矢春菜さんです。


▲まずは技法の説明を受けました

はじめに、事前に準備した下絵をもとに版を作ります。

▲下絵の上にフィルム置いて、描画材で写します。

次に版を作ります。緑色をした感光乳剤を版に塗布していきます。

▲先生のお手本をしっかりと見ています

この後に先ほどのフィルムを版に合わせ、紫外線で感光し、水洗いすると版の完成です!

▲感光中…

この日は講座の合間に、当館の収蔵品展「ZooとArt 色とカタチのどうぶつ展」のギャラリーツアーにも参加し、当館収蔵のシルクスクリーンで作られた作品の解説を受けて、技法の特徴を見ていきました。

▲学芸員の解説を聞いて作品のイメージをふくらませています

6月16日(日)
2日目はいよいよ刷りを行います!

▲スキージーを使ってインクを落としていきます。


▲今回は3版刷りです!


▲インクや刷り方を変えるだけでこんなに印象が変わりますね。

作品が完成したら、参加者全員で鑑賞します。


▲今回は同じ版を使用してトートバッグも作りましたよ♪



★リトグラフ編★

6月22日(土)
リトグラフは水と油の反発する性質を利用して刷る平版形式の版画技法です。現在日本ではアルミ板を用いるのが主流ですが、今回は石版も体験しました。

講師は、当館版画アトリエ指導員の市野悠さんです。


▲石版の描き味を試しています。

次にアルミ版の描画も行います。
下絵を描いたマットフィルムをアルミ版にのせて弁柄紙をはさみ、トレースし、ダーマトグラフや解き墨などで描画していきました。

▲リトクレヨンの持ち方や筆圧を変えて筆触を楽しみます。


▲しっかりと先生のお手本を見て製版の工程を学びます。

6月23日(日)

今回は単色一版刷りです。

▲今回、使うインクです。


▲プレス機の上で刷りを行います


▲貴重な石板の刷りの様子を間近で観察!


▲当館の館長も石版を体験しました


▲今回は特別に刷り終えた後の石板の研磨も体験しました


▲完成した皆さまの作品を展示しています!

6月29日(土)から7月15日(月)まで3Fのライブラリに向かう廊下でただいま展示中です!
ぜひご覧くださいませ。

川崎市市民ミュージアム
教育普及担当 安尾