旅する人びと~東海道五十三次から世界へ~

企画展示室1 / 2016年10月08日-2016年11月20日

『旅行パック』創刊号(昭和4年)
『東海道名所図会』(寛政9年)
『イラストレイテッド・ロンドン・ニューズ』(1872年)
「将軍御参内御行列」(江戸時代)
ラザフォード・オールコック『大君の都』(1863年)
竹村立義『百草松蓮寺記』(文政10年頃)
「綱下ヶ松参詣絵巻」(江戸時代)
「安芸国厳島真景之図」(明治20年)
「東海道五十三次漫画絵巻」(大正10年)
岡本一平「世界一周図会」(昭和2年)

江戸時代になると街道が整備され、人びとは安全に遠くへ出かけることができるようになりました。加えて、移動の自由が制限されていたものの、信仰による参詣であれば旅に出ることが認められていたことから、多くの庶民が伊勢参りなどに出かけたのです。そして、明治時代になると鉄道の開通によって、より遠くへ気軽に旅することが可能となりました。
本展では、江戸時代から昭和のはじめにかけて大きく様変わりした旅の様相を紹介します。当時の旅人が書き残した旅日記とともに、旅人が見たであろう風景が描かれた浮世絵や絵巻、旅人が使った旅道具など、さまざまな資料から当時の旅を追体験します。

◆主な出品資料:
大日本五道中図屏風(三井記念美術館蔵)、東海道分間延絵図(郵政博物館蔵)、伝馬朱印状(豊橋市美術博物館蔵)、1号機関車・客車模型(鉄道博物館蔵)、大名行列人形(東京国立博物館蔵)、朝鮮通信使行列図絵巻(江戸東京博物館蔵)、琉球使節道中絵巻(国立歴史民俗博物館蔵)、伊勢大々御神楽之図(神宮徴古館蔵)、更さら日記(国立公文書館蔵)、武陽玉川八景之図(一般財団法人大場代官屋敷保存会蔵/世田谷区立郷土資料館寄託)、世界一周図会(当館蔵)

旅する人びと~東海道五十三次から世界へ~

会場
企画展示室1
期間
2016年10月08日-2016年11月20日
休館日
毎週月曜日(10月10日は開館)、10月11日(火)、11月4日(金)
観覧料
一般 500円(400円)
学生・65歳以上 400円(320円)
中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
主催
川崎市市民ミュージアム
協力
交通史学会