オンライン展覧会「多摩川を渡る -六郷橋と六郷渡船-」

概要
川崎を流れる多摩川は、川崎の土地を潤し、人々に親しまれてきました。
しかし、一方で氾濫をくり返す暴れ川でもあり、下流に架かる六郷橋は江戸時代に幾度となく流失します。
貞享5年(1688)以降は渡し船に切り替わり、やがて川崎宿が渡船運営を請負い、人々を渡すこととなりました。
その後、時代が明治に入って架橋の気運が高まると、約180年ぶりに六郷の渡しに橋が架かります。
その時、渡船場はどうなったのでしょうか ―
本展では近世から近代における六郷橋と六郷渡船に焦点を当て、当時の人々の姿を紹介します。
- 期間:2025年12月12日(金)10:00 ~ 2026年3月31日(火)15:00
- 料金:無料・申込不要
- 主催:川崎市市民ミュージアム
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展覧会ページ:「the 3rd Area of “C”―3つめのミュージアム―」 |
展覧会関連事業
◆レクチャー&ワークショップ「わたる つくる たどる橋」
かつて多摩川には、対岸に行くための手段として船などの「渡し」があり、人やものの行き来を支えていました。橋がかかる前、人々は「渡し」で多摩川をわたりながら、川とともに暮らしを営んでいたのです。
このワークショップでは、橋や川辺の情景をかたちにするジオラマ作りを行います。
木を組み合わせて橋を作ったり、石などの素材を使って周辺に広がる自然の姿を表現しましょう。ワークショップのはじめには、多摩川の渡しや橋についてのレクチャーもあります。歴史をたどり、想像をふくらませながら、自分の手で小さな“多摩川の風景”を紡いでみましょう。
開催日時: 2026年2月8日(日)13:00~15:00
ワークショップ講師:ムラハタワークス 古畑健太郎氏、村尾理枝氏
レクチャー担当: 松本知佳(当館学芸員)
会 場: 二ヶ領せせらぎ館 2階会議室(JR南武線 登戸駅から徒歩11分)
対 象: 高校生以上
定 員: 15名(事前申込制)
参 加 費 : 1人300円
申込期間: 2026年1月5日(月)10:00 ~ 1月26日(月)16:00
▼詳しくはイベントページ「わたる つくる たどる橋」をご覧ください。
https://www.kawasaki-museum.jp/event/32736/
◆連続講座「多麻河伯 古代への眼差し -地名・墓・文献から考える-」
川崎を流れる多摩川流域の古代について、地名や考古学、文献史学から考察する連続講座です。各分野から見た姿の重なりのなかに〈多摩川流域の古代〉に対する立体的イメージは浮かび上がるのでしょうか。聴講者の皆さんと考えていきます。
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| 无射志国荏原評銘文字瓦(川崎市重要歴史記念物)川崎市教育委員会 | 日本書紀 巻18(慶長15年) 国立公文書館デジタルアーカイブ |
平塚市東中原E遺跡第4地点3号道路状遺構(旧東海道跡) 平塚市教育委員会 | 浄元寺裏横穴墓群出土銅鋺 川崎市教育委員会 |
開催日程:
- 講座① 2026年1月17日(土)13:30~15:30
- 「交流の十字路 ー多摩川の地域的な特性を交通と境界性から探るー」
講師 谷口榮氏(葛飾区文化的景観専門調査員) - 講座② 2026年1月24日(土)10:00~12:00
- 「橘樹・荏原郡域の古代墓制について ー横穴墓から火葬墓へー」
講師 松崎元樹氏(東京都埋蔵文化財センター調査研究員) - 講座③ 2026年1月24日(土)13:30~15:30
- 「文献からみる多摩川下流域の世界」
講師 堀川徹氏(星槎大学共生科学部准教授)
(JR南武線武蔵溝ノ口駅:徒歩7分、東急田園都市線・大井町線溝の口駅:徒歩7分、東急田園都市線高津駅:徒歩5分)
対 象: どなたでも
定 員: 各回40名(事前申込制)
参 加 費 : 無料
申込期間: 2025年12月15日(月)10:00 ~ 2026年1月5日(月)16:00
▼詳しくはイベントページ「連続講座 多麻河伯 古代への眼差し -地名・墓・文献から考える-」をご覧ください。
https://www.kawasaki-museum.jp/event/32734/
オンライン展覧会「多摩川を渡る -六郷橋と六郷渡船-」
- 期間
- 2025年12月12日-2026年03月31日
- 観覧料
- 一般 無料
- 学生・65歳以上 無料
- 中学生以下 無料
- 無料
- 主催
- 川崎市市民ミュージアム






