「河 あの裏切りが重く」デジタル修復版 35mmフィルム プレミア上映会

 / 2022年09月02日-2022年09月02日

概要

終戦から77年。蘇ったフィルムで<ヒロシマ>を再発見する。

「河 あの裏切りが重く」は、戦後広島に向けられた社会の偏見と、戦後20年という時間の流れに翻弄される被爆者の姿を、ドキュメンタリーとフィクションを横断する実験的な手法で描いた社会ドラマ作品です。若手製作者たちが、どの資本にも頼らず自ら資金を集めて製作した日本の独立プロ映画史に残る重要作でもあります。監督の森弘太氏より、上映用ポジフィルム作成の元となるネガフィルムを川崎市市民ミュージアムに寄贈いただきましたが、令和元年東日本台風によって被災。森監督をはじめ、国立映画アーカイブ、広島市映像文化ライブラリー、株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービスの協力のもと、デジタル上で修復を行った作品を再びフィルムに焼き付ける「フィルムレコーディング」という工程を経て、新しく35mmフィルムを作成しました。
本上映会では、当館のレスキュー活動で修復された貴重な作品をいち早く公開します。

 

※当イベントは事前申込制となります。申込なしでの当日参加はお受けできません。

開催日時:2022年9月2日(金)18:00開場/18:30上映開始(20:15頃上映終了)
会場:多摩市民館 大ホール(〒214-8570 川崎市多摩区登戸1775-1 多摩区総合庁舎2階)
定員:200名(自由席)
料金:無料
申込方法:事前申込制(申込多数の場合は抽選)
申込期間:2022年8月2日(火)10:00 ~ 8月23日(火)16:00

 ※申込受付を終了しました※

主催:川崎市市民ミュージアム
協力:森弘太、国立映画アーカイブ、広島市映像文化ライブラリー、株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス
技術協力:有限会社鈴木映画
広報協力:「映像のまち・かわさき」推進フォーラム

 

作品情報

「もっと、もっと見なさいよ。いくらでもあるはずよ」
終戦から20年後の広島。一組の男女が行方不明となった友人の兄を探して街をさまよう。日本のどこにでもあるようなこの街が抱える惨禍。けだるい真夏の光の中で、彼らは〈ヒロシマ〉との深い断絶に直面していく……。映像と音の二律背反で構成された野心作であり、爆心地近くの集落など、当時の広島が分かる貴重な記録映像でもある。

 

「河 あの裏切りが重く」
1967年/モノクロ/35mmフィルム/103分
製作・監督・脚本:森弘太
撮影:高田昭
音響デザイン:一柳慧
照明:村瀬信夫 録音:鈴木康夫
出演:佐藤慶、灰地順、富田公子、原泉、芹川洋、浜村純 ほか

 

 

◆監督の森弘太氏より、当上映会を実施するにあたりコメントをいただきました

 

◆映画批評家の樋口泰人氏より、作品についてご寄稿いただきました

 

注意事項

・新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、十分な間隔を空けてご鑑賞いただけるよう、席数を限定して実施いたします。
・ご鑑賞の際は必ずマスクをご着用いただき、体調に不安のある場合は、無理をなさらず、ご来場をお控えください。
・会場内は飲食禁止です。

 

お申し込み方法

申込期間:2022年8月2日(火)10:00 ~ 8月23日(火)16:00

※申込受付を終了しました※

【インターネット】
本ページ内の申込フォームよりお申し込みください
※当館からのメール(kawasaki-museum.com)が受信できるよう、事前にドメイン設定をお願いいたします



【郵送】
往復はがきに、下記を明記して、川崎市市民ミュージアム宛(〒211-0052 川崎市中原区等々力1-2)にご郵送ください
《往信(裏面)》①イベント名 ②参加者全員の氏名(フリガナ) ③参加者全員の電話番号 ④参加人数(最大4名)
《返信(表面)》①代表者の氏名・郵便番号・住所

※申込多数の場合は抽選
※申込締切後に抽選を行い、8月26日(金)までに当選者のみにご連絡いたします(往復はがきの場合は、当落いずれも通知いたします)
※車いすの方はその旨ご記載ください
※12歳以下のお子様は必ず保護者の方と一緒にご参加ください

 

会場案内

多摩市民館 大ホール
〒214-8570 神奈川県川崎市多摩区登戸1775-1(多摩区総合庁舎2階)
アクセス:JR南武線登戸駅から徒歩10分/小田急線向ヶ丘遊園駅北口から徒歩5分
※ご来場には公共交通機関をご利用ください
※会場は川崎市市民ミュージアムではございませんのでご注意ください

 

※一般財団法人長瀬映像文化財団に一部助成をいただき修復いたしました。