the 3rd Area of“C”

ごあいさつ

 令和3年度より、ウェブサイト上に「the 3rd Area of “C”―3つめのミュージアム―」をオープンしました。“C”とは、旧市民ミュージアムの建物を上から見るとアルファベットの「C」の形をしていることにちなんでいます。「the 3rd Area(3番目の場所)」には、館内の事業、外部の会場で行うアウトリーチ活動に続く、3つめの活動の場(エリア)にしていきたいという思いをこめました。収蔵品や川崎市ゆかりの作家の作品などをご覧いただくことは当館の使命のひとつであると考えています。このページを通して、多くの方が文化芸術に親しむ機会を作ることができましたら幸いです。

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2025年度 ラインナップ
長田奈緒 風景としてのスティルライフ
長田奈緒 風景としてのスティルライフ
長田奈緒 風景としてのスティルライフ

長田奈緒 風景としてのスティルライフ

 長田奈緒は、身近な物の表層を版画や印刷を用いて別の素材に刷って作品を作り、それを空間や額縁の中で再構成して発表を行ってきました。作品は、見慣れたものが異なる素材で作られていることの驚きや楽しさを感じさせ、私たちが日常生活に向ける視点にささやかな変化をもたらしてくれます。

 本展は発表当初から近年までの作品と、Museum⁺205(川崎市役所本庁舎復元棟2階)で作品を制作する様子などを紹介します。

アンケートにご協力をお願いいたします。

多摩川を渡る -六郷橋と六郷渡船-

多摩川を渡る -六郷橋と六郷渡船-

 川崎を流れる多摩川は、川崎の土地を潤し、人々に親しまれてきました。
しかし、一方で氾濫をくり返す暴れ川でもあり、下流に架かる六郷橋は江戸時代に幾度となく流失します。貞享5年(1688)以降は渡し船に切り替わり、やがて川崎宿が渡船運営を請負い、人々を渡すこととなりました。
 その後、時代が明治に入って架橋の気運が高まると、約180年ぶりに六郷の渡しに橋が架かります。その時、渡船場はどうなったのでしょうか ―
 本展では近世から近代における六郷橋と六郷渡船に焦点を当て、当時の人々の姿を紹介します。