2009年7月アーカイブ
昨日も告知しましたが、8月の毎週末土・日は、サンデー・マガジンのDNA関連の上映の日。さっそく明日からの開催です。
明日・明後日の上映は以下。
■8月1日(土)
13:30- ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗(87分)
東京映画/1964年/カラー/シネマスコープ・サイズ/35mm/87分
製作:佐藤一郎+金原文雄/脚本:八住利雄/監督:佐伯幸三/撮影:黒田徳三/照明:比留川大助/美術:小島基司/音楽:服部良一/録音:原島俊男/編集:広瀬千鶴/出演:長島茂雄、王貞治、フランキー堺、淡島千景、淡路恵子、伴淳三郎
◆ 巨人軍の長島(長島茂雄)は、三冠王を目指し箱根山中でトレーニングにはげんでいた。昨シーズンの長島の成績は打撃王にランクされながらも三冠王を勝ち取れなかった。いよいよペナント・レース開幕。巨人軍は川上監督(川上哲治)のもと破竹の13連勝を重ねている。だがシーズン半ば、長島のファンがサインをもらっての帰り途に自動車事故で死亡したことから長島は強いショックを受け、不調に陥る。
16:00- 巨人の星(90分)
東京ムービー/1969年/カラー/シネマスコープ・サイズ/16mm/90分
原作:梶原一騎+川崎のぼる/脚本:松岡清治+佐脇徹+辻真先+伊上勝/演出:長浜忠夫/撮影:清水達正/美術:小山礼司+影山勇/作画:楠部大吉郎/音楽:渡辺岳夫/録音:山崎あきら/編集:井上和夫/声の出演:古谷徹、加藤精三、白石冬美、八奈見乗児、井上真樹夫
◆「巨人の星座の中でも一際輝く明星になれ!」と父・一徹に告げられた飛雄馬。一徹は我が子・飛雄馬に自分の果たせなかった夢を託したのだ。そんな父に反発しながらも、飛雄馬は永遠のライバル・花形満や、相棒の伴宙太との出会いを通し、甲子園出場を果たす。
■8月2日(日)
13:30- 巨人の星 行け行け飛雄馬
東京ムービー/1969年/カラー/シネマスコープ・サイズ/16mm/70分
原作:梶原一騎+川崎のぼる/脚本:長浜忠夫+松岡清治+佐脇徹+山崎晴哉/演出:長浜忠夫/撮影:清水達正/美術:影山勇/作画:楠部大吉郎/音楽:渡辺岳夫/録音:三浦千治/編集:井上和夫/声の出演:古谷徹、加藤精三、白石冬美、八奈見乗児、井上真樹夫
◆甲子園で飛雄馬は、左門豊作、花形満との名勝負をみせる。また、運命を変えた「血染めのボール事件」、新たなライバル速水を加えての巨人軍入団テスト等、飛雄馬が巨人の星をその手に掴み取るまでの重要なエピソードを凝縮した一作。
16:00- 巨人の星 大リーグボール
東京ムービー/1970年/カラー/シネマスコープ・サイズ/16mm/70分
原作:梶原一騎+川崎のぼる/脚本:山崎晴哉+松岡清治/演出:長浜忠夫/撮影:清水達正/美術:現代製作集団/作画:楠部大吉郎/音楽:渡辺岳夫/録音:山崎あきら/声の出演:古谷徹、加藤精三、白石冬美、八奈見乗児、井上真樹夫、中村正
◆飛雄馬は栄光の巨人軍に入団した。しかし、喜びもつかの間、致命的な弱点である球質の軽さを露呈し、二軍に降格…。屈辱の二軍生活の中で、遂に変化球“大リーグボール1号”を完成させる。そして、宿命のライバル・花形満、左門豊作との対決の行方は…。
「ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗」は、翌年からV9への道をひた走る巨人軍のスター長嶋を主人公に、王貞治など当時のスター選手や川上監督などによる映画。ドキュメンタリーではなく、すべて本人が本人の演技をするという、今では考えられないような作品。王がリポビタンDを一気飲みするところも見れますよ。他三本は「巨人の星」劇場版。当時みんなの心沸かせた巨人軍を題材にした4作品です。
日々の球場やテレビでの野球観戦のあいまに、足をお運び下さると嬉しいです。
(美術館担当 ヤマダトモコ)
8月の毎週末土・日には、展示の関連上映が行われます。
週刊少年誌「サンデー」「マガジン」に連載されていたマンガを原作にしたアニメーション作品や、実写映画が中心です。主に1960年代から70年代、少年たちの心をとりこにしていたスポーツ・TV・アイドル・劇画などのテーマに沿って、当時人気のあった作品を集めています。
上映スケジュールは以下。8月8日(土)、15日(土)、22日(土)の13時30分からの回には、保育サービスがあります。
上映ラインナップは以下です。
「サンデー・マガジンのDNA」展関連上映 タイムスリップ 僕らの時代 」
http://www.kawasaki-museum.jp/display/cinema/index.html
8月1日(土)
13:30- ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗(87分)
16:00- 巨人の星(90分)
8月2日(日)
13:30- 巨人の星 行け行け飛雄馬(70分)
16:00- 巨人の星 大リーグボール(70分)
8月8日(土)
13:30-ゲゲゲの鬼太郎(12分)
ゲゲゲの鬼太郎 激突!! 異次元妖怪の大反乱(50分)
15:00-クレージー黄金作戦(157分)
8月9日(日)
13:30- 飛び出す冒険映画 赤影(52分)
15:00- 忍風カムイ外伝 月日貝の巻(88分)
8月15日(土)
13:30- 少年時代(117分)
16:00- ぼくらマンガ家トキワ荘物語(73分)
8月16日(日)
13:30- 愛と誠(89分)
16:00- 続・愛と誠(90分)
8月22日(土)
13:30- 愛と誠・完結篇(90分)
16:00- 虹をわたって(88分)
8月23日(日)
13:30- タッチ 背番号のないエース(93分)
16:00- タッチ2 さよならの贈り物(80分)
8月29日(土)
13:30- 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(95分)
16:00- 名探偵コナン 14番目の標的(99分)
8月30日(日)
13:30- 名探偵コナン 天国へのカウントダウン(100分)
16:00- 名探偵コナン ベイカー街の亡霊(107分)
会場 川崎市市民ミュージアム・映像ホール
定員 270名(満員の際は入場をお断りすることがあります)
料金 一般 600円
大学・高校生・シニア(65歳以上) 500円
小中学生・市民ミュージアム友の会会員 400円
幼児(未就学児)
障害者手帳・身障者手帳・療育手帳をお持ちの方およびその介助者1名、
被爆者手帳をお持ちの方 無料
スカラチケット(10枚綴り回数券・有効期限なし) 4,800円
各種割引料金をご利用の方は、生徒手帳・学生証・障害者手帳など、証明できる書類等を必ずご提示ください。
・チケットはご入場の際に販売します。前売り券はありません。
◆各回入れ替え制。
◆記載の上映分数は当日のものと異なることがあります。
◆作品により、プリント状態のよくないものがあります。あらかじめご了承ください。
◆開場は上映開始時刻の15分前です(混雑状況により開場時刻が早まることがあります)。
◆館内での写真撮影・録音・飲食・喫煙はできません。
※上映年度・キャスト・あらすじ等の詳細は以下へ。
http://www.kawasaki-museum.jp/display/cinema/index.html
(美術館部門 ヤマダトモコ)
当館館長によって、本展示と25日の小林まこと先生トークショーに関するブログが公開されております。
当館館長ブログ 2009年7月26日
http://www.kawasaki-museum.jp/magazine/blog/kanchou/index.html
館長は、今回の監修者のお一人、夏目房之介さんと同じ1950年生まれ。
まさにマンガ週刊誌を最新のメディアとして享受し、それを楽しみ励まされてきた世代です。
親が「マンガは悪いもの」と言っても、そのジャンルを手放さず応援してきた世代なのだなあ、
彼らの世代がジャンルを応援してきてくれたからこそ、今、私たちが豊かなマンガ文化を
楽しむことができているのだなあ、と館長のブログを読んで感じさせられました。
この展示は、どなたでも楽しむことができる展示ですが、きっと、そうした世代の方に
より懐かしく楽しんでいただける展示になっているかと思います。
(美術館担当 ヤマダトモコ)
斎藤さんの豊富な知識による補足とともに、いろんなお話が進んでいきました。
これが小林先生です。
幼い頃描いてたのがなぜか恐怖マンガで、へびものだったこと。いえ、先生がマンガを描くきっかけになった従妹も当時の小林少年も、楳図先生のへびのシリーズが大好きだったからなのですが。
楳図先生のようになりたい、と少女マンガ誌に投稿したという、今の先生の作風からは思いもよらないエピソ-ドなどもありました。
最後の質疑応答での、「へびそのものがお好きなのですか?」という質問については、幼い頃の先生のへび好きは相当なもので、へびについてのレポートを書いて賞をもらったり、すごいへびがみつかったらまこと君に知らせろ的ムードまであった、といったようなことを答えてもいらっしゃいました。
また、小林先生の長身から発せられる、編集さんとのガチなやりとりなどに会場が沸きました。
最後にもう一人の監修者である夏目さんが、「お話の中に理不尽という言葉が何度か出てきたけれども、理不尽というのは小林さんのマンガのキーワードではないか。その理不尽が形になって現れているのが、あのゆがんだ口元なのではないかだろうかと思いました」といった指摘をなさっていて、とても興味深かったです。
夏目さんは、私もお聞きしたいと思っていた「かわいい女の子の口もすごくゆがむでしょう?!あんまないことだと思うんだよね。」という指摘もして下さり、「1・2・の三四郎」の志乃ちゃんが、あの口と顔をした瞬間に爆笑し、志乃ちゃんファンになった私は、「夏目さんよく言ってくだすった!」と思いました。
それに対する小林先生の答えは
「それは、作者自身も思いもよらないことを指摘されたという感じです。何にも意識しないで、してました」
でした。うーん深い、のかな?
そういえば先生のマンガでは、かわいいはずの猫も、けっこう口をゆがめたりしますよね。
次回トークイベントは、8月8日(土)。
マガジンで活躍するとともに劇画という語を世に浸透させ、その後『ビッグコミック』にて連載された「ゴルゴ13」は、現在154巻を数える長期ヒット作。その作者、さいとう・たかを先生と、本日もナイスなご指摘&質問をしてくださったもう一人の展示監修者、夏目房之介さんとのトークショーです。
こうご期待!
(美術館担当 ヤマダトモコ)
私も。
「努力してるやつには負ける気がしない、と思ってるんだよ」と小林先生はおっしゃった。かこいい・・・。
秀才より天才を尊ぶ精神が見えましたね!
(美術館担当 金澤韻)
いろんな方から「素敵な方」とのお噂はうかがっておりましたが、いやあ・・・本当でした。
それにしても。
小林先生・・・お話、おもしろすぎです!
その内容は、25日のトーク本番で、お確かめください。
写真は同行したタウンニュース社の柴田さんに写真を撮られてちょっと照れている(?)ご様子の小林先生。
(美術館 金澤韻)

サンデー・マガジンのDNA展、17日(金)の内覧会・レセプションを経て、18日(土)から無事OPしております!
内覧会に参加してくださったみなさま、足をお運びくださって本当にありがとうございます。
そして、事前にお問い合わせをしていただいたりしてて、楽しみにしてくださっていた来館者のみなさま、お待たせいたしました。
ところで、このブログでも二度ほど告知させていただきましたが、展示替えについて何人かの方からお問い合わせいただいておりますので、改めて別立てにて告知させていただきます。
本展示では、前期展示と後期展示で原稿の展示替えをいたします。
作品保護のためです。
前期:7月18日(土)~8月16日(日)
後期:8月18日(火)~9月13日(日)
すべてのタイトルが全期間展示されますが、前期後期で別の原画に変わります。
この太字部分がわかりにくいかもしれません。
つまり、展示される作品タイトルは前期後期で変更しないけれども、違うページに変わるということです。
また、本展示図録の販売価格は2000円です。
こちらもすでに何度かお問い合わせいただきましたので、この場にてお知らせいたします。
どうかよろしくお願いいたします。
(美術館担当 ヤマダトモコ)
今回の展覧会では、「両誌代表作100作品原画」が展示されることになっています。
でも、PCで作画している作家さんの場合は・・・??手で描いた原稿がない場合は・・・???
そう最近は、デジタル原稿の方は珍しくないのです。
そこで今回、実行委員会のメンバーみんなで頭をひねりまして、こうすることにしました:
作家のもとでプリントアウトした原稿に、サインを入れていただきます。
つまり美術品としては「版画」と同じような扱いの作品になります。
そんなわけで、サイン入りの作品が何点か展示されます。
それは、作家さんのもとから「行っておいで」と送り出された、大切な作品なのです。
(あと、どうしても現存する原稿が見つからなかった「8マン」「男おいどん」も作家サイン入り作品となりました。ご了承ください)
さて、三日間の展示作業が終わり、あとはオープンまで微調整。
100作品の見ごたえは、かなりすごいです。
そして本展は監修として斎藤宣彦さん・・・本職エディターの方に入っていただいているので・・・
見ごたえあるだけじゃなくて、読みごたえもすごいです。
覚悟してお越しください☆
(美術館 金澤韻)
13日から始まっていた展示準備も、今日15日でほぼおわりました!!
ステキな展示になったと思います。
さて、これは何でしょう?どういう風に展示されるのでしょう?
あと、これは何になると思われますか??
正解は、ぜひ会場に来てご確認くださいね!!
(美術館担当 ヤマダトモコ)
昨日の続きです。
原画を展示順に並べ替える作業のあとは、会場に行って原画をどこに展示するかの位置決めをしました。
番号と作品名が描いてある紙を、まだ何も入っていない会場に置いていくのです。
まだ何も置いていない展示室はこんな感じ。
番号と作品名の入った紙を置いていきます。
今日は、展示の下準備をしました。
本格的な展示作業は、13日(月)から3日間、とっても頼りになる展示業者さんに入っていただいていっしょにするのですが、その前段階の作業がいろいろあるのです。
今日最初にした作業は、原画を、展示する順番に並べ替える作業です。
額装して展示するものはすでに額装し、別のところに保管してあります。
つまりそれ以外の展示ケースに入れて展示する原画と、後期展示(※)に出展される作品を、番号順にならべ替える作業をしたのです。
広い部屋の机上に、1番から100番までの紙を置いていって、その後、集荷してきた原画を箱から出し、所定の番号の場所に置いていきます。
部屋が教室のようなので、原稿を渡す人と受け取る人の様子が、卒業式の賞状授与のよう。
原画はキチンと状態確認をして袋に入っているので、今日は全部を袋から出して確認するわけではありません。が、ものによっては一応状態確認をしました。
今日、私ヤマダが原画を見ることができて感激したのは、「デビルマン」と「タッチ」。
両作ともラスト近くのすごいシーンが来てました。
「デビルマン」は、最後の近くの一番印象的なシーンです。
まさか生きているうちにこのシーンの原画に触れることができる日が来ようとは。デビルマンを読んで感動に打ち震えていたあの頃には思ってもいなかったよ。当時の自分のところに行って「あんたは将来、そのシーンの原画を手に持つことができるんだよ~」と教えてやりたい。
「タッチ」は「タッチ」で、
「上杉達也は世界中のだれよりも浅倉南を愛しています。」
の、あの名シーンが。
「この原画を見たときは、感激のあまり泣きそうになりましたよ~!!」と、本展示メイン担当の金澤さんは言ってました。
私も。もう一枚の、達也が克也の影を背負って投球するシーンの原画とあわせ見て、やはり落涙しそうになりました。
あと、原画が入っている袋に書かれている文字を漫然と見ているうちに、やはり、なんだかジーンと来ました。別に感動的なことが書いてあるわけではなくて、作品名や作家名などが書いてあるだけなのですが。
でも、実にいろんな字体で書かれているのです。
きっと、その多くは原稿をピックアップしてきてくださった編集さんのもの。時には作家さんが書いている場合もあるのかもしれません。つまり、「こんなにたくさんの方たちが協力してくださって、できあがる展示なんだなあ…」とシミジミ実感でき、ジーンとなったのです。
(※)本展示は、作品保護のため前期と後期で展示替えをします。
前期:7月18日(土)~8月16日(日)
後期:8月18日(火)~9月13日(日)
すべてのタイトルが全期間展示されますが、前期後期で別の原画に変わります。
コンプリートされたい方は、前期後期と二回、お足をお運びくださいませ。
ちなみに、「デビルマン」と「タッチ」のラスト近くのシーンは、後期の展示になります。
(美術館担当 ヤマダトモコ)
先日、展示準備の一環で、梶原一騎先生の生原稿を拝見する機会がありました。
なんと「あしたのジョー」の原作原稿です。
梶原先生は、ジョーの原作を、高森朝雄名義で執筆なさっていました。当時『週刊少年マガジン』誌ですでに「巨人の星」の原作も書いていらしたので、名義をお変えになったのだとのこと。
梶原先生と、マンガ家のちばてつや先生、当時のマガジン編集部との丁々発止のやりとりで、かの名作が生まれたことは有名です。
あの、劇画原作の帝王、熱血マンガを数多く手がけた梶原先生の生原稿!
さぞかし、熱く血のほとばしる原稿にちがいないっ!!
と、コーフン気味で原稿をのぞきました。
その第一印象はかくや?
……あ、あら。
…梶原先生の文字ったら…えーと、けっこう丸くてカワイイ感じ……?!
意外にもそんな第一印象。
でもでも、その後、先生の原稿を直に目にしている感動がジワジワやってきました。
梶原先生の原作は、マンガのコマを割った、いわゆるネーム形式のものではなく、原稿用紙に文字のみが書かれたシナリオ形式です。
原稿のマスメいっぱいに書かれた梶原先生の文字。
ジョーや丹下段平の生き生きしたセリフ。
そこには、確かに先生が生きて、力いっぱい心血を注ぎ込んだあとがあります。
意外にかわいい梶原先生の筆跡、すばらしいジョーの原作原稿を、この展示では実際に見ることができます。
展示には、なんとなんと「あしたのジョー」のあの有名なラストシーンの原画も展示されます。
お楽しみに!!
※図版クレジット=高森朝雄・ちばてつや『あしたのジョー』(C)高森朝雄・ちばてつや/講談社
(美術館担当 ヤマダトモコ)
