かわさき市美術展とは

かわさき市美術展は、
川崎市民や市内で活動されている方を対象とした公募展として、1967(昭和42)年から毎年開催しています。
平面・彫刻・立体造形・工芸・書・写真・中高生部門の各部門で応募作品を審査し、入賞・入選作品を選び、川崎市市民ミュージアムにて展示します。会期の最終日には、表彰式と講評会を行います。

主催:川崎市、かわさき市美術展運営委員会 後援:川崎市教育委員会 協賛:川崎信用金庫、セレサ川崎農業協同組合(50音順)

《第49回 入賞・入選作品発表!》

第49回最優秀賞 福田 典子《はなのいろは…》

第49回入賞(市長賞)作品

最優秀賞 福田 典子《はなのいろは…》

最優秀賞(工芸)
福田 典子《はなのいろは…》

このたび素晴らしい賞を頂きましたことに心よりの感謝を申し上げます。
作品の題名「はなのいろは・・・」は、小野小町の和歌「はなのいろはうつりにけりな いたづらに わがみよにふる ながめせしまに」の一部をいただきました。この歌には「時のうつろいの早さ」への思いが感じ取れます。
私も近年、折に触れ実感することが多くなりました。歌を通して感じた諸々の思いを、七宝の作品で表現したいと思いました。

特選 松田 洋子《森の音(木霊)》

特選(平面)
松田 洋子《森の音(木霊)》

「(略)何が起こるかわからないけれど踏み込むことだ(略)うっそうと茂るシダの葉をかき 分けて前に進めシダの葉の裏にびっしりと並んでいるおびただしい数の胞子に感動する余裕さえもち おまえたちの生命の源は何なのかをさがして欲しい」。
詩集『平面の森』に収められた「森への入り口」 という自作の詩の一部です。ここから作品のイメージが生まれました。森と文様、とりわけ「唐草」に魅せられて創作の可能性を探っています。

特選 田平 徹《Paulus の希望》

特選(彫刻・立体造形)
田平 徹《Paulus の希望》

制作テーマは、自ら砂漠に籠もり苦行に耐えながらも希望の光を求めて祈る一人の修行士Paulusのイメージである。
細部は、身体を削ぎ穿ちむしろその残った削跡・隙間がテーマの意味を語るような表現とした。背景に巻付く僅かな皮膚は風に渦巻き、両足は既に岩砂と化した。頭部は、強い意志が逆毛立つ髪となり、穿ち落ちた頬のみとなった。突き出した眼球は、しかし遥か遠くに希望の光を見つけているのである。

特選 仲島 秀峰《杜甫七言律詩六首》

特選(書)
仲島 秀峰《杜甫七言律詩六首》

以前、テレビで横山大観の数十mもある生々流転という画巻を見て圧巻された。
それを思い出し、今回は数mの巻子で杜甫の七言律詩六首336 文字を題材とし、張猛龍/九成宮を基に上條信山先生が確立された信山流をベースに、各種古典( 王羲之、米芾、傅山) の筆法を織り込み、各墨継ぎ毎に墨色の変化を微妙に変え、それを淡々と繰り返した。
生々流転なる表現に少しでも近づければと思い制作したつもりだが、当然のことながら、まだまだの道のりである。

特選 東 栄子《お正月》

特選(写真)
東 栄子《お正月》

格子から覗く子供たちのわくわくした澄んだ瞳。まわしたコマがふわりと宙を舞い、大きな手の中に着地した瞬間。もう目が離せませんでした。
美しいもので溢れているこの世界。これからもファインダー越しに、情熱を持って沢山切り取っていきたいと思います。
この度は素晴らしい賞をありがとうございました。今日もカメラ片手にまだ見ぬ景色の中へ。

ヤング大賞 永井 武志《僕のおばあちゃん》

ヤング大賞(中高生)
永井 武志《僕のおばあちゃん》

ヤング大賞をもらってうれしいです。
セーターの模様を描くのが難しかったです。本物みたいですごいです。眼鏡も立体的に描けました。背景も立体的です。耳のところも立体的です。影もすごいです。ほくろが細かいです。首のしわも細かいです。目も立体的です。髪の毛も上手に描けてます。鼻も立体的です。顔のしわもかなり細かいです。
苦労したのはセーターです。セーターに自信があります。

優秀賞
部門タイトル名前
平面PLATINUM FISH玉生 由香
彫刻・立体造形One of my space岡本 恵
工芸玉蟲松尾 雅子
杜甫詩 春夜喜雨城島 紅秋
写真帝都の静寂(しじま)に西谷 敏也
中高生夢列車川崎市立野川中学校9組
今に見てろ杉本 菜々子
ゴミラH北野一平、平野旭、阿部優海
独り萩 山登
ぬくもり三浦 桃花
奨励賞
平面たまがわ大内 みえ
CROSS亀ヶ谷 豊
ヴァイオリンのある静物西 益子
ストリートミュージシャン 2016藤田 久美子
化石の森齋藤 政義
森の王者小林 房雄
瓦礫のフローラ磯野 悦郎
ファイティングマン土田 匠実
Resurrection(復活)芳賀 徹
彫刻・立体造形光の帝国碓井 義忠
工芸風―Ⅲ古家 郁子
草想食色外戸 大輔
記憶の崩壊堀野 匡義
東照公遺訓田辺 翠香
ある者小野道風の木下 清華
写真祭の世話人衆酒井 昭夫
瞼の人原田 茂雄
彩の風景鳴海 廣治
あの時の光石原 浩次