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活動レポート

『怪談・牡丹燈籠』を聞く

枯葉舞い散る等々力緑地。
グランドや競技場では、青空の下、清清しくスポーツに興じる人々。
けれども、ミュージアムではほの暗い室内で怪談話の落語会を行っておりました。
行灯(あんどん)に灯りをともし、通常とは趣をかえた雰囲気の中、物語は始まりました。
三遊亭円朝作の牡丹燈籠は、東京・谷中と埼玉・栗橋を舞台にした怪談物語です。
全編で約4時間以上の長編ですので今回は前後編を二日間に分けて行いました。
全編をまとめて聞ける機会がなかなかないこともあって、多くのお客様にお越しいただきました。
愛憎、金と、欲望にまみれた登場人物たちが繰り広げる物語を、
じっくりとお楽しみいただきました。

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新三郎、お露、およね、伴蔵、お峯、お国・・・
と、個性的な登場人物たちの心情を見事に描き分ける出演者の遊興亭福し満さん。
息をのむ展開に、ハラハラドキドキの二日間でした。

この落語会は、現在開催中の企画展『灯りの情景展』に関連した落語会で、
落語、中でも怪談モノの語りには灯りの道具は不可欠です。
和ロウソクは、火を安定して灯しておくのに芯切りが欠かせませんでした。
かつての夜の寄席では和ロウソクを灯しながら行われており、
最後の演者が終えた時に芯切りする、つまり「真打」という言葉がついたとか。
常にいつでもどこでも明るい現代生活の中で、
ほんのひとときでしたが、ほの暗い灯りが物語の情景を想像をかきたてたのではないでしょうか。 (博物館 吉川)

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