あかりの実験室―夏休みこどもミュージアム①
さる8月1日(金)に夏休みこどもミュージアム第1弾として
毎年恒例の「あかりの実験室」を開催しました。
当日はお天気も良く、ほどよい風が吹くなかで、火おこし体験やむかしのあかりの道具しらべなどなど、
ボリューム満点の実験室はスタートしました。
まずはこれ。マイギリ式火おこし器による
火おこし体験です。写真はデモンストレーションの
様子です。
←コレ、私です。
毎年こどもの尊敬の念を集める一瞬です。
子ども達はどうやって火がつくのかドキドキして待ってい
ます。・・・が、いつも一発で火がつけられるかどうか、じ
つは私のほうが子ども以上にドキドキしていたりします。・・・うまくついたかどうかは、参加してくれた皆さんだけが知っています。
近頃はIHなどというものが登場して、家庭のお料理の場面から「火」というものが見られなくなってきています。おそらく参加してくれた子ども達の中にも、間近で火を見るのがはじめての子どももいたと思います。先人達の工夫と知恵におどろきつつ、なんとか全員火をつけることができました。
つづいて、昔のあかりの道具にさわってみるコーナーです。
いまやあかりの道具といえば蛍光灯や電球、最近では
LEDなんてものもありますが、「電気」のチカラが登場す
る前はどんなあかりの道具が使われていたのかを自分
で確かめるコーナーです。
右の写真はガンドウとよばれる昔の懐中電灯のような
ものを試しているところです。たまに時代劇などで見
かけますが、どんな角度にしても中に入っているろうそくが倒れないようなスグレモノです。なんで倒れないのかは
やっぱり試してみなくっちゃ、ということでいろんな角度に向けてます。
最後にあかるさくらべのコーナーです。
自分で火をおこして、昔のあかりの道具が使えるように
なったら、あとはどれくらい明るいのかを確かめないとい
けませんね。ろうそくや油・電気などいろいろな燃料の
道具のあかるさをくらべてみました。
当然いまの電球よりも暗いだろう・・・とこれくらいは皆さんの予想通りでしょう。↑の写真は行灯(あんどん)に火
をともしたところです。
どうです?
部屋が明るくなるどころかそばに立っているスタッフの顔すら見えません。
燃料のちがいや道具の使われる場所や目的によって、
あかるさというものがそれぞれちがうことがわかっていただけたでしょうか?
スイッチひとつで明るい光が手に入る現代ですが、
このような体験を通して火やあかりの大切さを感じていただければいいな、
そんなことを思う「あかりの実験室」でした。
おしまい。
(博物館 羽毛田智幸)
