大阪府児童文学館の存続について
現在、大阪府国際児童館の動向を、同じ文化施設で働く私たちは固唾を呑んで見守っています。橋下府知事の政治改革「大阪維新」の中で、統廃合の方向性を打ち出されているからです。
川崎市市民ミュージアムでは、特に漫画資料の撮影や、資料調査でお世話になってきた館でもあります。児童文学館の資料は、図書館の所蔵資料とちがい、所蔵印や整理番号等が付いたシールなどが貼られていないため、美術館で展示するのにとても向いているのです。児童文学館は、昭和の時代を振り返ることができる、一点ものの紙芝居や、児童文学に関する貴重な資料がたくさんある館なのです。
たとえば世界に日本のステキな絵本や児童文学を紹介したいと思った場合、資料を美しい状態で保存し、場合によってはその本を発行していた出版社より頼りになる場所、それが児童文学館です。
ミュージアム(美術館・博物館)の学芸に関わる者は、他の施設と協力しながら展示内容を豊かにし充実させて行きます。そして、来館者の方たちに、よりよいものを提供したいと考えています。また、資料調査でもより実りのある成果を追及していくためには、単独の活動では限度があるため、類似のジャンルを扱う他館と連携をとり、お互いに刺激をしあいながら研究を深化させていきます。
そうした協力関係にある施設の動向、特に、無くなってしまうかもしれないというニュースに、私たちは関心を持たずにいられませんし、また多くの方に関心を持っていただきたいとも思います。
大阪府では、現在「パブリックコメント」を募集し、児童文学館についての府政への意見を募っています。これは、府民の方でなくても送ることができるそうです。
児童文学館の動向に関心をもたれた方、すでに関心を持っていたけれどもどうすれば意見を表明できるかわからなかった方は、以下のURLにアクセスしてみて下さい。〆切は7月14日(月)と、もう日もありませんが、「パブリックコメント」で意見を寄せてみてはいかがでしょうか?
大阪府のコメント募集のURLはこちらです。
●大阪府「パブリックコメント」手続きの実地状況
http://www.pref.osaka.jp/gyokaku/public/
「パブリックコメント」を書く際、参考になるサイトはこちらです。
●大阪府立国際児童文学館書評「パブリックコメントの募集が始まりました」
http://www.hico.jp/bungakukan/Public%20comment.htm
●大阪府立児童文学館のことがわかるQ&Aがこちらにあります。
http://homepage3.nifty.com/jibun-ouen/005.html
(美術館 岩槻歩・ヤマダトモコ)
