「昔のくらし今のくらし」子ども向け展示解説開催中です
毎週日曜日と祝日の午後3時から、企画展示室2では企画展「昔のくらし今のくらし」の学芸員による子ども向けの展示解説を行っております。ひだりの写真は2月24日の様子です。
親子3組、10名~15名ほどの参加者とともに並んでいる資料を見ながら展示室をぐるっと1まわりしました。
30分の予定でしたが、しゃべりすぎて時間をオーバーしてしまいました。ごめんなさい。
今回展示している資料は、大昔のものからちょっと昔のものまで、200点あまり。ちょうど小学3年生に「昔のくらし」を勉強する単元があり、この展示もそれにあわせた形になっております。
お父さんやお母さん、さらにはおじいちゃんやおばあちゃんにはなつかしく、あたりまえに生活の中にあった道具たちも現代の小学3年生にとってはあまり馴染みのないものかもしれません。
すでに授業で習った子どもたちは道具の名前や用途をよく知っています。しかし、実際にホンモノの道具を目の前にすると、黒電話のダイヤルに指を差し込んだまま止まってしまったり、石臼の意外な重さに戸惑ったりと慣れない道具に悪戦苦闘です。
さまざまな技術が開発され、日常生活の中の道具も大きく、そして早いスピードで移り変わってゆきます。展示室内で一番新しい資料は、2000年ごろに発売された携帯電話でしょうか。2008年のいま、8年も前の携帯電話を使って下さい、といわれても多くの方が不便だ、と思うことでしょう。それは通話以外の便利な機能がたくさん増えてきたからですよね。でも通話という機能に限れば、黒電話もケータイも大きくは変わらないのです。
それとは対照的に、何千年も前のすり鉢やおろしがね、食器などは現代のものとそれほど形や仕組みが変わらないものも実はたくさんあります。そんな小さな発見がこの展示室のあちこちにあると思います。
展示解説時には、普段は「さわらないでください」とさせていただいている黒電話や白黒テレビジョンの放映など、知識だけでは補えない、“ホンモノ”を実感していただけるようにしております。
ぜひ週末にはミュージアムへ足を運んでいただければ幸いです。
(博物館:羽毛田智幸)
