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当館学芸員が、「日本写真協会 学芸賞」を受賞しました

市民ミュージアム学芸員の深川雅文さんが、

その著書『光のプロジェクト-写真、モダニズムを超えて』

(青弓社 20076月刊)により2008年度の日本写真協会学芸賞を受賞しました。

 

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この賞は、日本写真協会から「過去1年間に優れた写真評論などの発表、写真学術研究などの活動を行い、広く一般に上梓し、写真界に多大な影響を及ぼした個人または団体」に贈られるものです。

写真誕生以来のテクノロジーの変化・進展の流れを見据えながら、そこに通底する写真の本質を緻密な論考で追求した力作で、斯界より日本の写真文化に貢献する優れた著作と認められたと言えます。

ご本人があとがきで記している通り、深川さんの20年にわたる当館での学芸活動の中から考察された、いわば現場の呼吸から生まれたと言える内容ですので、その現場である市民ミュージアムの館長としてもとても喜ばしいことです。それとともに、学芸だけでもない日々の多忙な業務の中での執筆に敬意を表する次第です。

これからの写真のありようを考える上でも、極めて示唆に富んだ作品です。ぜひご一読ください。

2008年3月31日 00:40


加藤訓子さんのライブ

マリンバと打楽器のトップアーティストとして世界で活躍する加藤訓子さんのソロライブが、22日開催されました。当館のシンボルゾーンでもある高さ23mの吹き抜け空間、逍遥展示空間での演奏です。

 

IMG_0602.jpg逍遥展示空間は音響・照明設備を備え、階段状の座席で最大300席、名器ベーゼンドルファーもありで、コンサートやパフォーマンスを始め、シンポジウム、講演会、ワークショップの会場等々、様々なイベントに対応できる空間で、他の美術館・博物館ではちょっと例を見ないユニークなスペースです。

 

さて、今回の加藤訓子さん。沈潜と躍動、夢幻の響き。たった一人で見事この広大な空間を制圧しました。またひとつ、この空間の可能性を教えてもらいました。

終演後、ミュージアムの外に出ると、満月と珍しく星がいくつか。「音の宇宙空間体験」と題した今回の加藤さんの上演の余韻をかみしめ帰宅。

2008年3月23日 23:52


市民ミュージアムで「たまがわっこシンポジウム」が開催されました

市民ミュージアム裏の四季園では梅が盛り、IMG_0571.jpg

近くの多摩川土手では河津桜が満開とようやく春めいて暖かくなった今日、

 

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等々力競技場では今シーズン期待のフロンターレの試合も始まり(なんとも悔しい引き分けでした)、市民ミュージアムでは「とどろき水辺の楽校」が主催する「たまがわっこシンポジウム 多摩川が育むこどものいま・むかし」が開催されました。

 

 

 

「とどろき水辺の楽校」は、「多摩川の持IMG_0574.jpgつ豊かな自然、文化、歴史」をたくさんの子供たち、たくさんの大人たちに伝え守っていこうと、多摩川を愛し大切に思う多くの方たちによって支えられて活発な活動を続け、開校して7年を迎えられます。

 

 

今日は、第一部として午前中に「多摩川クリーン」大作戦で河川敷などの大掃除、第二部がこのシンポジウムで、子どもたちもパネラーとしたパネルディスカッションが行われ、当館の望月学芸員も「暴れ川多摩川のいま・むかし」と題して講演をいたしました。

 

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多摩川を真剣にかつ楽しく考える企画でした。今後もこのような形でNPOの活動に協力し、地域の皆様の川崎の歴史の学びや、文化・芸術の振興のお役に立っていきたいと思います。

2008年3月10日 00:55


「少女マンガ」と「小学生に挨拶」と「シンポジウム講師」

①当館で開催中の「少女マンガパワー」が、今日のNHK「新日曜美術館」でとりあげられました。

多くの国々で読まれ親しまれている日本のマンガですが、その中でも「少女マンガ」は近年特に世界のマンガ愛好家から注目されています。この展覧会は、日本の少女マンガ形成に多大な影響を与えたマンガ家23人の作品により、その魅力とパワーを紹介しようというものです。

先月16日より始まり、連日多くのファンの方々が来場され、また関連イベントにも参加していただいています。初日には、この展覧会のベースとなっている「Shojo Manga! Girl Power!」展(北米9会場を巡回)の企画者であるカリフォルニア州立大学教授の徳雅美氏の講演会を開催し、徳氏からはアメリカ、カナダの人々の、日本の少女マンガに対してのこちらで想像する以上の熱い思いが伝えられました。

 

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また29日には横浜国立大学准教授のジャクリーヌ・ベルトン氏の司会で「少女マンガの語り方 ジェンダー論とその彼方」をテーマに公開座談会が開かれ、当館学芸員を含む5人の参加者に観客の皆さんもまきこんで、3時間に及ぶ実りある討議が行われました。

1日に開催した水野英子氏のトークショーとサイン会でも、沢山のファンの皆様に楽しんでいただきました。

これからのイベントとしては、320日には本展の出品作家である、くらもちふさこ氏原作の「天然コケッコー」、吉田秋生氏原作の「櫻の園」の映画を上映いたします。こうした展覧会に関連した映画をタイムリーに上映できるのも映像ホールをもつ当館の強みでありますが、これも楽しみです。また9日(日)、15日(土)、22()の各日午後2時からは、学芸員による充実した展示解説をいたします。

「新日曜美術館」で放映され、さらに多くの方々に本展の魅力を知っていただけると思っておりますが、これだけの作家の作品を一堂に展観する展覧会は日本で始めてと言ってもよく、大変見ごたえのある展覧会ですのでぜひご来館ください。

 

 

②本年度の社会科教育推進事業が終わりました。

川崎市の歴史を知る上で重要な位置を占める「二ヶ領用水」を学ぶために、授業の一環として市内の小学校4年生が学校単位で市民ミュージアムに来館されます。市民ミュージアムの社会科教育推進事業として、毎年実施しているものです。

今年度は全市114校の小学校の内、これまでで最高の84校が参加し、7949人の児童の皆さんが来館されました。

 

 

DSC_0006.JPG昨年6月の19年度事業開始時より、見学前の子ども達に、館長として来館お礼のご挨拶と市民ミュージアムがどんな所かの話をすることにしましたが、それまで子どもさん達を集めて挨拶とか話などしたことがない私ですので、最初の内は、つっかえるは支離滅裂になるはで、子どもを相手に話をするのはこんなにむずかしいことなのかと思い知らされ、なんとも情けない状態でした。そんなのを聞かされた初めの頃の学校の皆さん、ゴメンナサイ。

継続は力と思い、用事のある時以外はめげずに続け、なんとか2月の終了時までで84校のうちの9割くらいの学校には挨拶をすることができました。

来館のお礼のあと、「今まで市民ミュージアムに来たことがある人」に手をあげてもらうことを、すべての学校でしましたが、半数以上が手をあげた学校は数えるほどで、少ないと百名程度のうち数名しかいない時もあり、子ども達にもっとミュージアムを知ってもらい利用してもらうことがやはり大きな課題だと思う次第です。

1年間の長丁場の事業を無事終えることができ、担任・引率の先生方、各校の校長先生、見学中の子ども達の面倒を見てくださった「市民ミュージアム友の会」の会員の皆さん、そして来館してくれた児童の皆さん、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

③シンポジウムの講師をしました。

22526日開催の日本博物館協会による「博物館指導者研究協議会 庶務・管理部門」に参加してきました。

市民ミュージアムでは今年4月から新たに「市民ミュージアム評価制度」を導入することにしており、これまでその準備をしてきました。そんな関係で、協議会の<「自己点検評価」はどのように活用できるか>というテーマのシンポジウムの講師を仰せつかり、評価制度導入の経緯や制度設計の考え方などをお話して参りました。

これから導入を考えている館はもとより、既に実施している館の制度運営の参考にしていただければとてもうれしいことです。

なお、「市民ミュージアム評価制度」の内容については、制度が確定し動き出す4月中に当館ホームページ等で公表いたします。

2008年3月 2日 16:27


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