ブルーノ・ムナーリ
PLAY_アートと遊ぼう
直接の映写
羽やセロハンなどがはさまれたマウント(枠)をスライドにいれてスクリーンに投影し、物が拡大されることで生まれる意外なイメージを発見します。

顕微鏡で微少なものを見て、その形体や生態を観察するのは科学の世界ですが、ムナーリは、その凸レンズのものを拡大して見るという機能を視点の拡大という造形体験のプログラムにしました。
薄い紙、鳥の羽、葉っぱ、糸、色セロハン、紗の布などいろいろな素材を23×35ミリのスライドマウントに挟み込み、スライドプロジェクターで投影すると思いもしなかったイメージが大きなスクリーンに映し出されます。たとえば、羽毛の柔らかな感触や糸のよれた毛羽など、ものの素材性を際立たせ、色を変えてスクリーンに映し出されます。子どもたちが作りだすものは、同じ素材を使っても、ひとつとして同じものはなく、さまざまなイメージを生み出します。そして、素材の組み合わせを変えてマウントに挟み込むだけで、何度でも簡単に映像遊びができます。
「直接の映写」は、スライドプロジェクターを使って実際にあるものを拡大投影し、身近にあるものを視点を変えて見直すことで、日常的なものを非日常的な造形のイメージの世界へと誘いかけてくれます。

