ブルーノ・ムナーリ
PLAY_アートと遊ぼう
コラージュ
さまざまな素材のもつ質感や表面の模様を確かめながら、台紙に貼っていき、異なる素材の組み合わせで新しいイメージをつくり、描いていきます。

写真、雑誌、新聞などからいろいろな図柄を何枚か切り抜いて貼り合わせると、それらが溶け合って、全く不可思議なイメージが出来上がります。これは、切り取られた図柄がもとのイメージから離れ、お互いに影響しあい、別のイメージを作り上げるからです。すでに完成している写真や図柄を利用するだけで、考えてもみないおもしろい作品が出来上がることがあります。コラージュは本来「糊付け」を意味するフランス語ですが、20世紀の美術の一技法として、油絵の画面に新聞紙、壁紙、ラベルなどを貼った立体派時代のピカソやブラックやシュルレアリストのエルンストの作品がよく知られています。
ムナーリは、写真、新聞、などを張り合わせ構成する「コラージュ」だけでなく、色の付いていない質感、肌触りの異なるさまざまな素材、厚紙、薄手の紙、表面の凸凹した紙、縮緬のような紙、布などを使って、思い思いの形にしてみる「コラージュ」のワークショップを行っています。それは、1枚の画面の中に、個々の異なる素材を組み合わせる可能性を理解することで、子どもたちが、自分の好きなものを選び、徐々に違った表現ができるようにしたムナーリ流の子どもたちへのやさしい誘いかけなのです。

