アートギャラリー

アートギャラリー / 2015年04月04日-2015年07月05日

「スピード太郎」本
「スピード太郎」原稿
ジョルジュ・アントワーヌ・ロシュグロッス《オペラ「ドン・キホーテ」》1910年 ※前期のみ展示
ピアズリ―《『モーパン嬢』より 理想の女を捜すダルベール》1898年 ※後期のみ展示
バルビエ《ニジンスキーのダンス・デッサン11『ペトルーシュカ』》1913年 ※前期のみ展示

アートギャラリー1

「スピード太郎」とその時代
~市民ミュージアム所蔵・宍戸左行遺品資料を中心に~

戦前から子どもたちをドキドキ・ハラハラさせてきた“冒険“というテーマは、日本のストーリー漫画の歴史のなかでたびたび大きな役割を果たしてきました。昭和5年から9年にかけて新聞に連載された「スピード太郎」は、少年が雪山や船上で悪党とたたかう連続冒険活劇です。この作品は漫画家・宍戸左行の代表作であり、その大胆なストーリーや斬新なコマ割りで高く評価されていると言えます。本展では、当館に収蔵されている「スピード太郎」の肉筆原稿の展示をはじめ、宍戸のストーリー漫画家としての活動を、同時代の子ども漫画の様相をまじえて紹介します。

※会期中展示替を行います。 
第1期:4月4日(土)~4月29日(水)
第2期:5月1日(金)~5月31日(日)
第3期:6月2日(火)~7月5日(日)

 

アートギャラリー2・3

一連のものがたり、一枚のモノガタリ

当館の美術コレクションの中から、「物語」と関わりの深い現代版画やポスター、現代写真を紹介します。展示作品は、ホックニー《『放蕩息子一代記』》、バルビエ《ニジンスキーのダンス・デッサン》、ベン・シャーン《版画集「リルケ『マルテの手記』より・一行の詩のためには」》、シェレ《エミール・ゾラの小説『大地』》などで、伝統的な逸話を連作で表現したもの、ひとつの物語を象徴する一場面を切り取って一枚で表したもの、詩を創作の源泉としているものなど、作品によって物語性やその表現のあり方も様々です。また、サン=ジェルマン=デ=プレ地区の一夜を「ロード・ムービー」のように撮影したエルスケンの写真連作は、眺めているとひとつのストーリーが脳裏に思い浮かんでくるような詩情あふれるシリーズ作品で、今回は全35点を一堂に紹介します。本展が美術と文学の世界の交錯に思いをはせる機会となりましたら幸いです。

 

※会期中展示替を行います。 
前期:4月4日(土)~5月17日(日) 
後期:5月19日(火)~7月5日(日)

アートギャラリー

会場
アートギャラリー
期間
2015年04月04日-2015年07月05日
観覧料
無料
主催
川崎市市民ミュージアム